“雑誌離れ”に抗い隔週発行を貫く 損得にシビアな関西人の心つかむ手法 2枚 全国のエリア情報誌が休刊したり、発行間隔を延ばすなど苦戦を強いられる中「関西ウォーカー(KansaiWalker)」(KADOKAWA)は1994年6月の創刊以来、隔週(年24~26回)発行を貫いている。事前に下調べし、納得した情報を“盛らず”に載せるリアルさ、実際に足を運んでみたいと思わせる作りこみの丁寧さで、損得にシビアな関西人の心をしっかりとつかんでいる。 毎年恒例の花火特集。ページをめくると関西各地の花火大会について会場までのルートを複数取り上げ、どの時間帯を狙えば混雑が避けられるかといった情報まで載せている。「1年前に編集部スタッフが現地で何度もルートを行き来し体感した情報をもとにまとめています」と足で稼ぐ情報の大切さを説く篠原賢太郎編集長。ネット上に多くの情報があふれる中「コースをどう歩けばいいかイメー