西伊豆町一色の仁科川の支流「川金川」で7人が獣害防止の電気柵に感電した事故で、死亡した会社員の男性(42)=川崎市宮前区=と、会社員の男性(47)=神奈川県逗子市=の司法解剖の結果、2人の肺には水がほとんど入っていなかったことが23日、捜査関係者への取材で分かった。 下田署などは2人が感電により即死した可能性があるとみて、詳しく調べている。 司法解剖による2人の死因は感電死。2人は川に漬かった状態で見つかったが、感電してすぐに心肺停止状態になったため、水を飲み込むことがなかったとみられる。 2人の左手のひらには重いやけどの痕があり、電線を触って感電した可能性があるという。 捜査関係者によると、現場で使用されていた獣害防止用の電線は、電気柵を設置した地元の男性がホームセンターなどで購入したとみられる。変圧器は別に販売されていたとみられ、男性が自作で組み合わせて使用した可能性が高いという。 ※