『文系でもわかる統計分析』という書籍を読んだところ、「有意水準」や「質的変数」など、統計に関する説明で気になったところがあった。 はじめに 『文系でもわかる統計分析』という本を読んだところ、統計に関する説明で気になるところが見られたので、備忘として記しておきたいと思う。 この本の書誌情報は以下の通りである。3人の著者はいずれも社会学者を称している。 須藤康介・古市憲寿・本田由紀.(2012). 『文系でもわかる統計分析』東京:朝日新聞出版. この本は、基本的に須藤氏と古市氏との間の対話という形で、統計分析の手法が説明されていく。須藤氏が教師役、古市氏が生徒役である [1] 。また、分析にはSPSSを使っており、その使い方の説明もある。なお、もう1人の著者である本田氏は、コラムを書いて、この本に載せている。 有意確率 統計的仮説検定を行うとき、「有意確率」というものが求められる [2] 。『