括弧は、文中の特定の単語を他の単語から区別するために使用されています。学術ライティングでは、数式、頭字語(アクロニム)などが丸括弧の中に書かれるのが一般的ですが、引用符の中などに角括弧が使われることも多々あります。括弧は数式においては計算する順序を示すために使われ、文中で使用される場合は、括弧内が引用の一部ではないこと、あるいは原文のままでは正確ではないこと、省略されている語句があることなどを読者に示すために使われます。こうした一般的な使い方の他に、学術ライティング独自の例外的な使い方も存在します。 英文でよく使われる4種類の括弧は、日本語では角括弧、丸括弧、波括弧、山括弧と呼ばれますが、英語と米語で呼び方が異なるものもあります。文中で使用する順としては、{([ ])}ですが、これも使用する英語の種類によって異なる場合があります。 [ ]:角括弧(米:bracket、英:parenthes
