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ブックマーク / www.qlifepro.com (14)

  • 多発性骨髄腫の抗体薬エロツズマブ、新たな作用メカニズムを発見-自治医科大 | QLifePro

    ADCCを介し、骨髄腫細胞の除去に働く抗体医薬 自治医科大学は8月20日、多発性骨髄腫の抗体薬であるエロツズマブの新たな作用機序を発見したと発表した。この研究は、同大幹細胞制御研究部の菊池次郎准教授、小山大輔講師、古川雄祐教授らと、茨城県立中央病院や大分大学、国立国際医療研究センター、東京女子医科大学、栃木県立がんセンター、東京大学、ブリストルマイヤーズスクイブ社との共同研究によるもの。研究成果は、Nature姉妹誌「Leukemia」のオンライン版に掲載されている。 多発性骨髄腫は、悪性リンパ腫に次いで2番目に多く発症する造血器腫瘍。国立がん研究センターによる5年生存率は36.6%と極めて不良なため、最近になって複数の抗体医薬が認可されている。エロツズマブはその中のひとつで、骨髄腫細胞に発現するSLAMF7に結合、抗体依存性細胞傷害活性(ADCC)を介し、骨髄腫細胞の除去に働くと考えられ

    多発性骨髄腫の抗体薬エロツズマブ、新たな作用メカニズムを発見-自治医科大 | QLifePro
  • アジア人に多い「ALDH2」変異型が、AD発症に関与の可能性-米スタンフォード大 | QLifePro

    ALDH2変異型を持つAD患者で「フリーラジカル」が多く観察される 米スタンフォード大は12月11日、アルコール分解酵素「2型アルデヒド脱水素酵素」(以下、ALDH2)の変異とアルツハイマー型認知症(以下、AD)に潜在的な関連があることを証明したと発表した。この研究は同大のAmit Joshi博士、Daria Mochly-Rosen教授らの研究グループによるもの。研究成果は、「Acta Neuropathological Communications」に掲載されている。 ※イメージ ADは、2018年に全世界で5,000万人以上が発症。2050年までに1億5,000万人を超えると予測されている。また、ALDH2変異型の人で飲酒後にアルコール分解能力が弱いことによって起こる顔面紅潮は、世界全体の約8%にあたる5億6,000万人で起こるとされており、東アジア地域の住人に多くみられる。過去の東

    アジア人に多い「ALDH2」変異型が、AD発症に関与の可能性-米スタンフォード大 | QLifePro
  • 緑内障・高眼圧症治療剤エイベリス点眼液0.002%を発売-参天と宇部興産 | QLifePro

    眼疾患による視覚障害の主な原因である緑内障 参天製薬株式会社と宇部興産株式会社は11月27日、緑内障・高眼圧症治療剤「エイベリス点眼液 0.002%」(一般名:オミデネパグ イソプロピル)を日で発売したと発表した。 画像はリリースより 緑内障は、視神経の障害により視野の欠損が起こる疾患で、日における眼疾患による視覚障害(視力低下、失明)の主な原因となっている。緑内障の視神経障害および視野障害は基的に進行性で非可逆的であるため、早期発見・早期治療による障害の進行抑制が治療上の重要な課題だ。 世界初の選択的EP2受容体作用薬 エイベリスは、緑内障・高眼圧症の治療を目的として、参天製薬と宇部興産が開発した点眼液。同剤の有効成分であるオミデネパグ イソプロピルは、世界初の選択的EP2受容体作用薬で、眼圧下降作用を示す新規作用機序の化合物だ。 同剤は、長期投与試験において有効性と安全性を確認。

    緑内障・高眼圧症治療剤エイベリス点眼液0.002%を発売-参天と宇部興産 | QLifePro
  • 胃食道逆流症が頭頸部がんのリスクに関連 | QLifePro

    慢性的な胸やけがある人は頭頸部がんにも注意すべき? 胃酸の逆流によって慢性的な胸やけをもたらす胃道逆流症(GERD)が、頭頸部がんのリスクに関連することが新たな研究で示された。GERD患者は高齢者を中心に数多く、珍しい疾患ではない。しかし、これまでにGERDが道がんや胃がんなどの消化器がんのリスクに関連することが報告されている。今回の研究では、GERDが喉頭がんや咽頭がんなどの頭頸部がんを発症するリスクにも関連することが初めて示された。詳細は「JAMA Otolaryngology Head & Neck Surgery」2017年12月21日オンライン版に掲載された。 画像提供HealthDay この研究を実施したのは米オクスナークリニック財団のEdward McCoul氏ら。2003~2011年に頭頸部がんのうち喉頭がんや咽頭がん、副鼻腔がんなどの上部気道消化管(UADT)がんと診

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  • 緑内障治療薬を用いた、新規ナノ粒子点眼薬の開発に成功-東北大 | QLifePro

    ナノ粒子化による透過性向上、点眼時使用感の改善につながる 東北大学は3月9日、高い眼内移行性を有するナノ粒子点眼薬の開発に成功したと発表した。この研究は、同大学多元物質科学研究所の笠井均教授と、同大学大学院医学系研究科眼科教室、大内新興化学工業株式会社開発研究所のグループらとの共同研究によるもの。研究成果は、英科学誌 「Scientific Reports」に掲載された。 画像はリリースより 眼の最表面の組織である角膜は、外部からの異物の侵入を防ぐためのバリア機能を有する。表層は疎水的な角膜上皮、その次に親水的な角膜実質があり、角膜上皮の最表層は細胞が密に接着し、タイトジャンクションを形成している。 一般的な点眼薬は、親水性化合物の水溶液で、疎水的な角膜上皮を透過することが困難であり、点眼した薬の0.1%以下しか眼内に移行しない。疎水的な化合物がマイクロ粒子の分散液として点眼薬に使用される

    緑内障治療薬を用いた、新規ナノ粒子点眼薬の開発に成功-東北大 | QLifePro
  • 身長が低い人は高い人よりも静脈血栓塞栓症発症リスクが低い | QLifePro

    身長が低いことにメリット?高身長の人よりも静脈血栓塞栓症リスク低い 身長が低いことに少なくとも1つは医学的なメリットがあるかもしれない―。スウェーデンの男女約270万人を対象とした研究で、身長が低い人では高い人と比べて静脈血栓塞栓症を発症するリスクが低いことが示されたという。この研究結果は「Circulation: Cardiovascular Genetics」10月号に掲載された。 画像提供HealthDay 静脈血栓塞栓症は、下肢などの静脈に血栓ができる深部静脈血栓症や、その血栓が肺に運ばれて肺動脈の塞栓をもたらす肺血栓塞栓症の総称。同じ姿勢で長時間動かずにいると発症しやすいため、「エコノミークラス症候群」とも呼ばれる。静脈血栓塞栓症の発症リスクは、手術患者やがん患者、妊婦などで高いことが知られているが、身長が高い人でも同リスクが上昇することが以前の研究で示されていた。ただ、この研究

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  • 緑内障の視神経乳頭形状分類を客観的に行う機械学習モデルを構築-理研 | QLifePro

    型間で病態の進行速度や障害部位が異なる緑内障のニコレラ分類 理化学研究所は2017年12月27日、眼底検査装置からの定量値を用いて、緑内障の視神経乳頭形状分類を客観的に行う機械学習モデルを構築したと発表した。この研究は、理研光量子工学研究領域眼疾患クラウド診断融合連携研究チームの秋葉正博チームリーダー、横田秀夫副チームリーダー(同領域画像情報処理研究チームリーダー)、安光州客員研究員、東北大学大学院医学系研究科眼科学教室の中澤徹教授らの共同研究グループによるもの。研究成果は、米科学雑誌「PLOS ONE」オンライン版に12月19日付で掲載されている。 画像はリリースより 緑内障の診療では、1996年にニコレラらが提唱した視神経乳頭形状に基づいたニコレラ分類が利用されている。ニコレラ分類には緑内障病態の重要な危険因子が含まれており、Focal Ischemia(FI)型、Myopic(MY)

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  • ダラツムマブが変える多発性骨髄腫の治療戦略 | QLifePro

    ヤンセンファーマがメディアセミナーを開催 多発性骨髄腫患者の日国内における5年相対生存率は36.4%で、新たに診断された患者の29%が診断から1年以内に死亡する。その治療薬として、「再発又は難治性の多発性骨髄腫」を効能・効果とし、2017年9月に製造販売承認を取得した新薬が、ヤンセンファーマ株式会社のヒト抗CD38モノクローナル抗体「ダラザレックス(R)点滴静注」(一般名:ダラツムマブ(遺伝子組み換え))だ。 ダラツムマブは、多発性骨髄腫を含む造血器腫瘍の腫瘍細胞表面に発現するCD38抗原に結合することにより、補体依存性細胞傷害(CDC)作用、抗体依存性細胞傷害(ADCC)作用、抗体依存性細胞貪(ADCP)作用を介して抗腫瘍効果を示す。同剤は、2016年12月には厚生労働省から希少疾病用医薬品に指定されたこともあり、米国での2016年11月承認、欧州での2017年4月承認から時を置かず

    ダラツムマブが変える多発性骨髄腫の治療戦略 | QLifePro
  • 多発性骨髄腫、活性化インテグリンβ7を標的とした「CAR-T細胞療法」開発-阪大 | QLifePro

    がん細胞に特異的な抗原を標的とするCAR-T細胞療法 大阪大学は11月7日、多発性骨髄腫では活性型の構造を有するインテグリンβ7が特異的に高発現し、CAR-T細胞療法の標的になり得ることを発見したと発表した。この研究は、同大大学院医学系研究科の保仙直毅准教授らの研究グループによるもの。研究成果は、「Nature Medicine」にて公開された。 画像はリリースより 多発性骨髄腫は、抗体を産生する形質細胞が腫瘍化した血液がん。国内の患者数は約1万8,000人といわれている。近年の治療の進歩は著しいが治癒は極めて困難であり、新たな治療薬の開発が待ち望まれている。 がん免疫療法のひとつ「CAR-T細胞療法」は、がん細胞に特異的な細胞表面抗原を標的とする。リンパ性白血病ではタンパク質CD19が標的として用いられ、治療効果が報告されている。多発性骨髄腫に対しても同様の治療の開発が望まれるが、そのた

    多発性骨髄腫、活性化インテグリンβ7を標的とした「CAR-T細胞療法」開発-阪大 | QLifePro
  • Kyprolisの3剤併用療法、再発の多発性骨髄腫対象のP3試験でOSを有意に延長-アムジェン | QLifePro

    2剤療法との比較で死亡リスクを21%軽減 Amgen社(アムジェン社)は7月12日、再発の多発性骨髄腫を対象とした「Kyprolis(R)」(一般名:カルフィルゾミブ)の第3相ASPIRE試験の最終解析の結果で、肯定的な結果が得られたと発表した。 主要な副次評価項目の全生存期間(OS)に関する解析の結果、Kyprolis・レナリドミド・デキサメタゾンの3剤併用療法(KRd)のOS中央値が48.3か月であったのに対し、レナリドミドとデキサメタゾンの2剤併用療法(Rd)は40.4か月([ハザード比=0.79、95%信頼区間:0.67-0.95])と、死亡リスクを21%軽減した。プロトコールに基づき、患者はKyprolisとRd併用療法の投与を18サイクル受け、病勢進行までRd療法を継続したという。 最新解析で認められた有害事象は、これまでにASPIRE試験で報告されたものと一貫していたという。

    Kyprolisの3剤併用療法、再発の多発性骨髄腫対象のP3試験でOSを有意に延長-アムジェン | QLifePro
  • カイプロリス、再発又は難治性の多発性骨髄腫に対する一部変更承認を取得-小野薬品 | QLifePro

    高い選択性を有するプロテアソーム阻害剤 小野薬品工業株式会社は5月18日、プロテアソーム阻害剤「カイプロリス(R)点滴静注用10mg、同40mg」(一般名:カルフィルゾミブ)について、再発又は難治性の多発性骨髄腫に対する用法・用量追加の国内製造販売承認事項一部変更の承認を取得したと発表した。 多発性骨髄腫は、骨髄中にある形質細胞の異常により引き起こされる血液がん。日国内の総患者数は約1万8,000人と報告されている。現在、多発性骨髄腫に対する治療法は複数存在するものの、寛解と再発を繰り返し進行する、もしくはどの治療法も有効でなくなる難治性の病状に移行する場合も少なくない。また、長期的な治療では副作用や合併症が報告されており、多発性骨髄腫に対する新たな治療薬の開発が期待されている。 カイプロリスは、小野薬品が米Onyx Pharmaceuticals Inc(現Amgen社)から 2010

    カイプロリス、再発又は難治性の多発性骨髄腫に対する一部変更承認を取得-小野薬品 | QLifePro
  • 思春期のニキビで皮膚の老化が緩やかに? | QLifePro

  • 緑内障用デバイス「MicroShunt」を開発する米InnFocus社を買収-参天 | QLifePro

    FDA承認に向け、PMA申請の最終段階の臨床試験実施中 参天製薬株式会社は7月19日、緑内障用デバイスInnFocus MicroShunt(R)を開発する米国のInnFocus, Inc.を企業買収することについて、同社と最終合意したことを発表した。 画像はリリースより InnFocus社は、高度な生体適合性材料を用いた緑内障手術の次世代製品の開発・供給を目的にフロリダ州マイアミにて2004年に設立された非上場企業。科学者やエンジニアは、生体適合性材料や医療機器の開発におけるグローバルリーダーで、開発中のMicroShuntはこれらの技術を用いた同社初の眼科治療用デバイスであり、マイアミ大学医学部ミラースクール・バスコンパーマー眼科研究所と共同で開発したという。 MicroShuntは、緑内障における視野欠損の進行を防ぐために房水排出路を形成し、安定した眼圧下降を実現する、生体適合性の高

    緑内障用デバイス「MicroShunt」を開発する米InnFocus社を買収-参天 | QLifePro
  • 緑内障・高眼圧症治療剤「コソプトミニ配合点眼液」を発売-参天製薬 | QLifePro

    ドルゾラミド1%とチモロール0.5%の配合点眼液 参天製薬株式会社は6月24日、緑内障・高眼圧症治療剤「コソプトミニ配合点眼液」(一般名:ドルゾラミド塩酸塩/チモロールマレイン酸塩)の発売を発表した。 画像はリリースより 緑内障の視神経障害および視野障害は、基的には進行性で非可逆的であるため、早期発見が必要。治療は眼圧の下降およびその長期にわたるコントロールが基とされている。 慢性疾患で治療が長期にわたること、また多剤併用されることから、角膜上皮障害を合併することが多い疾患でもある。防腐剤のベンザルコニウム塩化物に過敏症を示す患者や、角結膜上皮障害を有する患者には、防腐剤(ベンザルコニウム塩化物等)を全く含有しない製剤が求められていた。 1回使い切り無菌ディスポーザブルタイプ容器入りの点眼剤 今回発売されたコソプトミニ配合点眼液は、コソプト配合点眼液と同じ炭酸脱水酵素阻害剤「トルソプト

    緑内障・高眼圧症治療剤「コソプトミニ配合点眼液」を発売-参天製薬 | QLifePro
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