カレントミラー回路とは、あたかも鏡に映されたかのように、入力した電流と同じ向きの電流が出力される回路です。 ガラスの鏡に映る影は、凹面鏡であれば拡大され、凸面鏡であれば縮小され、歪んだ鏡であれば歪み、また曇った鏡であれば映りが悪くなります。そして、それに当てはまることはカレントミラー回路でも起こりますから、誰が名付けたか知りませんがカレントミラーとは言い得て妙です。 1. バイポーラトランジスターによるワイドラー型カレントミラー右図のように入力電流I1を加える側のトランジスターQ1はベースとコレクタを結合したダイオード接続で、Q1のコレクタ電圧を出力電流I2を発生させる側のトランジスターQ2のベースに与える回路となっています。 Q1のエミッタ電流IE1はQ1のコレクタ電流IC1とQ1のベース電流IB1の合計値です。 I1はIC1とIB1とQ2のベース電流IB2の合計値であり、これはIE1と

