米中の覇権争いで世界が揺れている。米国は、中国が通信や半導体など先端技術の開発を通じて国力をさらに増進することを警戒しており、特に5G(第5世代移動通信システム)で世界をリードする中国・華為技術(ファーウェイ)に対して厳しい視線を向けている。今後、矛先はファーウェイ以外の中国企業にも向き、技術を軸にした「冷戦」は長く続くかもしれない。複数の識者に、「米中分離後の世界と今後の展望」について聞いた。 これから世界は“梅雨”の季節に入るだろう――。アナリストを経て現在は東京理科大学大学院経営学研究科教授の若林秀樹氏は、米中対立が長期化すると予想する。現時点では平和的に対立を解消できる見込みが薄く、短期間に決着がつく様子もない。この対立は自由貿易などの基礎である「国際協調体制にショックを与える可能性がある」と同氏は言う。英調査会社Omdia(オムディア)Consulting Sr Director

