■「モノづくり大国」の象徴が“退職”へ ホンダの二足歩行ロボット「ASIMO(アシモ)」が、20年間「勤務」した日本科学未来館を3月末で「退職」する。ホンダも、東京・南青山の本社でほぼ毎日開催している実演ショーを同時期に終了する予定だ。「中に人が入っているの?」と言われるほど、人間っぽい歩行で一世を風靡(ふうび)したアシモは、表舞台から姿を消すことになる。 ホンダの技術者たちの約15年にわたる泥臭いまでの試行錯誤によって生み出され、「ロボット大国」「モノづくり大国」の象徴でもあったアシモだが、当時の先進技術が現在の産業で十分に生かされているとは言い難い。 アシモは2002年に「インタープリター」(展示解説員、現・科学コミュニケーター)として日本科学未来館に「入社」。当時の館長で宇宙飛行士の毛利衛さんから辞令を渡された。 身長130センチ、ランドセルのような形のバッテリーを背負った姿は、小学

