領収書の山から解放された 筆者は月に何度か病院に行き、処方された薬を薬局で購入している。1年にたまる医療費の領収書は50枚以上。昨年の確定申告時は、領収書の山を手計算で足し合わせたのにギリギリ控除最低額(年10万円)に届かず、数時間の作業が完全に無駄になりほとほと疲れた。 今年も、領収書の山を前に「そもそも計算すべきか」「全部足して10万に届くだろうか」「控除額に対して作業の手間が大きすぎるからあきらめるか」……などと逡巡(しゅんじゅん)していた。 が、国税庁が先日公開したゲーム実況風動画で「スマホとマイナンバーカードで医療費控除が簡単」と知り、「ほんまかいな」と半信半疑で試し、驚いた。本当に一瞬で、作業が終わったからだ。 確定申告には、面倒で非生産的な作業がいくつもあるが、その一つ「医療費控除額の計算」が消滅したのだ。泣ける。ありがとうマイナポータル(ちなみに、医療費の領収書自体は自分で