ブックマーク / lambamirstan.hatenablog.com (62)

  • 「がんばれ」は無責任な言葉? - 和尚さんの水飴

    子育てが終わって 我が家は、次女が昨年大学に入学した時点で、子育ては終了したと思っています。もちろん、娘が卒業するまで学費を払わなければなりませんが、娘に対して「ああしろ、こうしろ」と口うるさく言うことはしないと、とも決めています。 振り返ってみると、私たちの子育ては、ぎりぎり及第点。むしろ、「負うた子に教えられる」を体現したものでした。 長女は今年就職しました。最初の二か月弱は在宅勤務でしたが、その後、郊外の営業所で目下新人研修を受ける毎日です。自宅からの通勤なので、家には費や部屋代相当分のお金を入れさせるようにしています。娘といつまで一緒に暮らせるか分かりませんが、家の働き手が増えることは、何となく心強いものです。 今はも私も、それなりに穏やかな毎日を送っていますが、数年前に私たち家族が海外駐在から帰国した頃は、家の中の雰囲気もあまり良いものではありませんでした。一番の原因は娘た

    「がんばれ」は無責任な言葉? - 和尚さんの水飴
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    jzc01651 2020/06/18
  • 肩書とレッテル - 和尚さんの水飴

    歓喜と無念の季節 この季節、どこの会社でも人事異動の話で持ち切りとなります。自分の会社だけでなく、取引先の人の動きも耳に入ってきます。昇進に歓喜する人、降格や出向で意気消沈する人、まさに悲喜交々です。 先日、お世話になった取引先の方の送別会をしました。送別会と言っても二人だけの“差し飲み”です。また、このご時世ですので、お店は6人用の個室を予約して、テーブルに二人、対角線に座ってソーシャルディスタンス対策も万全の体制で臨みました。 今回の飲み会は、残念ながらお祝いの席ではありませんでした。相手の方は、関連会社への片道切符の出向。もう社には戻ってこないと断言していました。私は勝手に「この人はそろそろ役員になるのでは?」と思っていたほど優秀な方でしたので、最初に異動の話を耳にした時はとても意外でした。 他所の会社の方、ましてや降格人事でもあるので、こちらから根掘り葉掘り聞き出すような野暮なこ

    肩書とレッテル - 和尚さんの水飴
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    jzc01651 2020/06/15
  • 生きたお金の使い道 - 和尚さんの水飴

    生きるために働く 生まれてこの方お金に苦労したことが無いと言う人は、ある意味幸運です。何をするにもお金が必要な世の中、毎日生きて行く上でお金のことが頭から離れることはありません。“ある意味幸運”と書いたのは、お金に不自由していなくても、それで全て満たされるとは限らないからです。 とは言え、お金は大事です。ある程度の蓄えができると、頭の上を覆っていた不安が少しずつ薄れて行きます。心にも余裕が生まれてきます。しかし、人間の欲望は、現状に満足することをなかなか許してくれません。もっと○○が欲しい、もっと××がしたいと、新しい欲求の芽が顔を覗かせ始めます。 以前、折に触れいくつかの記事で書いたことがありますが、景気の波があるのと同様、人の一生も山あり谷ありです。私の実家は、私が中学生の頃まではお金に困らない生活を送っていました。その後、父の事業が破綻し、突然日々の生活が困窮するようになりました。

    生きたお金の使い道 - 和尚さんの水飴
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    jzc01651 2020/06/12
  • 働く理由と人生の意味 (2) - 和尚さんの水飴

    生きる意味への自問 ワーカホリックで仕事が中心の毎日になってしまうと、自分や家族と言う当に大切にしなければならないものが見えなくなってしまいます。決して人生は働くためだけにあるわけではありません。 ほとんどの人々にとって、働くのは生活の糧を得るための手段であって、そのこと自体が人生の目的では無いと思います。もし、「自分の一生をこの仕事に捧げたい」と言うような仕事を見つけられた人は幸運です。芸術家のように一生をかけて自己表現を追求したり、世の中のために役立つ研究開発に人生の全てをかけたりすること、それを天職とする人はごく一部に限られます。 私の場合、生活するためにはお金を稼がなければならない、どうせお金を稼ぐのであれば、世の中のためになる仕事に就きたい、と言うのが就職先を選ぶ際の基的な条件だったと記憶しています。したがって、私は、恥ずかしながら、高い志を持って仕事を選んだわけでは無く、現

    働く理由と人生の意味 (2) - 和尚さんの水飴
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    jzc01651 2020/06/09
  • 現実と作り物 - 和尚さんの水飴

    誹謗中傷の凶暴性 女子プロレスラーの木村花さんがお亡くなりになったニュースは皆さんご存じのことと思います。テレビのリアリティー番組での言動をめぐり、SNSで毎日のように誹謗中傷を受けてきて、それを苦にしての自死とも言われています。 どんなに強靭な肉体の持ち主でも、言葉の暴力に対する耐性をつけることは容易いことではありません。二十歳そこそこの若い人が、数え切れないほどの罵詈雑言を正面から受け止めてしまったら、心が折れてしまうのも当然ではないでしょうか。 匿名での誹謗中傷行為の問題は今に始まったことではありません。これまで、木村さん以外にも数えきれないほどの被害者がいました。 今回の件の特殊性は、リアリティー番組の作り手がSNS上での炎上を期待していたようなところがあることです。出演者の諍いを番組スタッフが取りなすどころか、対立を鮮明化させてそれを番組の“売り”にしていたのではないか。木村さん

    現実と作り物 - 和尚さんの水飴
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    jzc01651 2020/06/04
  • 上司と部下のドライな関係 - 和尚さんの水飴

    宴会命男の屈辱 ちょうどこの季節、私の勤め先では6月から7月にかけての人事異動が公表されます。例年であれば送別会でカレンダーが埋まっていくのですが、今年はそんな雰囲気ではありません。会社としても、社外との宴会はもちろん、社員同士での飲み会も自粛するようにお達しが来ています。 今年もお世話になった先輩のうち何人かが異動になりますが、送別会や慰労会は、騒ぎが落ち着いた後、頃合いを見計らって行うしかないと思っていました。 しかし、それでは気が収まらないという者がいます。送別会や歓迎会に人一倍力を注ぐその男から先日電話がありました。退任予定の役員のために送別会を開きたい、人の内諾も得ているとのこと。聞くと、すでに店も押さえ、フェイスシールドも購入済み、後は参加者を集めるだけと言う話です。 最近テレビで、新しい生活様式での飲み会の例として、フェイスシールドをつけて宴会を行っている様子を流していまし

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    jzc01651 2020/06/01
  • 価値ある仕事 - 和尚さんの水飴

    新しい生活様式を取り入れた働き方 厚労省が具体例を示した「新しい生活様式」。この中で、「働き方の新しいスタイル」として同省が掲げているのは、“テレワークやローテーション勤務”、“時差出勤”、“オンライン会議”など、3密を避けた働き方です。 実際に私の勤め先では、緊急事態宣言下、在宅勤務を基とし、「不要不急の出社の禁止」、「不急な会議の中止、または紙上開催」、「オンライン会議を活用し密なコミュニケーションを心がける」を柱に業務を継続してきました。 これによって、多くの会議が“不急な会議”に振り分けられました。「紙上開催」と言うのは、会議の内容がすでに出席者の熟知しているところであったり、事前に資料を配布することで口頭での説明を省略できる場合に、議事録だけを作成して会議を開いたことにするものです。 関係役員から承認を得るための会議などは、かなり前から形式的だとの声が上がっていました。会議で採

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    jzc01651 2020/05/27
  • 支配される心 (2) - 和尚さんの水飴

    胸の底の滓 現実世界では、誰でも自分の思いどおりにならないことがあります。仕事や生活の中で生じた“思い通りにならないこと”は、ひとつひとつが些細なストレスであっても、放置しておくと胸の底に滓のように沈殿していきます。沈殿した滓は心を支配します。イライラして周囲の人に当たってしまったり、物を壊してしまったりしたことは誰でも経験していると思いますが、それは、心を支配され感情の高ぶりをコントロールできない状態だったからです。 人や物に当たり散らすほどではないにしても、いつも不機嫌な人がいます。私の部下にも終始カリカリしている者がいます。満員電車、電車の遅れ、予定どおりに終わらない仕事、後輩の物覚えの悪さ・・・。世の中、自分の思いどおりにならないことの方が多いのかもしれませんが、それに対していちいち不平を言い出したら切りがありません。これではストレスが溜まる一方です。 どうしても満員電車に乗るのが

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    jzc01651 2020/05/22
  • 不寛容な世の中で (2) - 和尚さんの水飴

    処罰感情の暴走 部下へのパワハラにより、上司が関連会社に出向させられました。しかし、社内でさらなる厳罰を求める署名活動が始まり、また、パワハラの当事者であることを言いふらされたため、その上司は会社に居づらくなり退職しました。 lambamirstan.hatenablog.com “パワハラ被害者”の若手社員が相談窓口を訪れた時には、これほど問題が大きくなるとは思っていなかったのでしょう。確かに、“加害者”の上司は言葉がきついところがあり、部下に対する姿勢も厳しい人でした。対する部下の方はと言うと、お公家さんのような風貌のおっとりした雰囲気で、上司とはそりが合わなかったのだと思います。 部下の彼が相談窓口にやってきたのも、“上司からきつく当たられているので何とかならないか”程度の相談で、決して上司に厳罰を求めるような話では無かったはずです。事実、人事部が調査をしている最中に、その上司は部下

    不寛容な世の中で (2) - 和尚さんの水飴
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    jzc01651 2020/05/18
  • 不寛容な世の中で (1) - 和尚さんの水飴

    言動への厳しい目 人間、生きていれば、“うっかり”失言してしまったり、思わず感情的になって暴言を吐いてしまったりというのはよくあることです。また、行き過ぎた言動で知らず知らずのうちに誰かを傷つけてしまったということもままあります。 かつて、会社の飲み会での暴言や失言というのは毎度のことでした。言った方も言われた方も、酒の上での話として水に流すのが慣わしでした。逆に、前の晩のことをいつまでも根に持つような人間は、「冗談も通じない」とか、「付き合いづらい」などと悪く言われる始末。 それが変わり始めたのは、ハラスメントと言う言葉が社会に浸透し始めた頃からです。相手が不快感を覚える言動は慎むというのが新しい慣わしとなりました。酒の席だからと言って、暴言や失言は許されません。もっとも、会社員の失言なら、余程悪質でなければ、上司からお小言を受けて終わりでしょう。 これが、発言に影響力のある立場だとそう

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    jzc01651 2020/05/16
  • 「詰め込む」から「引き出す」へ - 和尚さんの水飴

    人材育成の“歩留まり” 例年、ゴールデンウィーク明けになると、新人研修を終えた新入社員が挨拶回りにやってきます。上司に連れられたリクルートスーツの若者の姿は初々しく、微笑ましいものです。 しかし、今は在宅勤務実施中と言うこともあり、社に配属された新人の顔ぶれを知ることはできません。今年、私の部には新人の配属はありませんでしたが、新人を受け入れたそれぞれの部署は、その扱いに苦労していることでしょう。職場の雰囲気を伝えられないことに加え、オンラインでの指導は所詮座学でしかなく、実地での経験を積むことができないからです。 在宅勤務での新人育成はこれからの課題となりますが、それとは別に、毎年私が気にしているのは、入社した新人のうち何人が来年の今頃まで残っているかということです。 “残っている”とは、退職せずに会社に“残っている”という意味の他、戦力として“残っている”かどうかと言うことです。新人

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    jzc01651 2020/05/14
  • 在宅勤務雑考 (3) - 和尚さんの水飴

    在宅勤務評価中 ゴールデンウィークが終わると、私の勤め先では、決算発表を行い、そして6月の定時株主総会に向けて準備が進められていきます。この時期、会社にいると総会準備のピリピリした空気を肌で感じるものですが、在宅勤務では社内の雰囲気を共有することは出来ません。緊張感どころが、気が緩んでいる社員の方が多いのではと思います。 事務所内であれば、上司や同僚の目もあるので、それなりの緊張感を持って仕事にあたることになりますが、在宅勤務では、他人の目を気にする必要も無く自ずと気の緩みが出てしまいます。これは何も若手や中堅だけでなく、ほとんどの社員が同じだと思います。もちろん、私もです。 在宅勤務での気の緩みから大きなミスを犯してしまうと、労務管理の締め付け強化という悪い方向に事が動くことになります。したがって、部としてもつまらない失態を晒さないよう、最低限の緊張感を維持しなければなりません。 在宅勤

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    jzc01651 2020/05/11
  • 差別と非難と社会的制裁 - 和尚さんの水飴

    病気に対する差別 新型肺炎の感染者のみならず、その家族や治療に当たっている医療関係者まで、差別や中傷の対象となっている ‐ そんな話がメディアで報じられています。これがどの程度深刻な状態まで進んでいるのか、ニュースを鵜呑みにすべきではありませんが、全くの出まかせということでも無いのだろうと思います。 病気に対する差別と聞いて、私の頭に思い浮かぶのはHIV感染者ですが、古くは、結核、ハンセン病、水俣病なども差別の対象でした。そこには、病気そのものだけでなく、罹患者の症状の悲惨さに対する恐怖心があり、それが高じて、厄介な病気をうつされたくない、近くに寄るな、と言う感染者を忌み嫌う感情が湧いてきたのでしょう。新型コロナウィルスの場合も、感染力の強さのみならず、急激に重篤化する可能性の高さから、“危険な病気”として多くの人々に恐怖心を与えています。 しかし、病気そのものに対する恐怖を理由に、感染者

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    jzc01651 2020/05/09
  • 結婚と離婚 失敗の意味 - 和尚さんの水飴

    結婚に失敗 昨年末、大学時代の友人と新年会を開く約束をしていました。時期は、“年明けの落ち着いた頃”ということで、2月くらいを想定していたのですが、新型コロナが騒がれ出し始め、様子見をしているうちにタイミングを逸してしまいました。 同級生とは不定期で飲み会を開いていたのですが、今回はその中に最近離婚した仲間がいたので、“励ます会”が目的でした。我々の年代での離婚ですから、世に言う「熟年離婚」ということになります。人と直接話もしていませんので、その理由は定かではありません。ただ言えることは、彼は非常に誠実な人間なので、いい加減な気持ちで別れを決断したのでは無いのだろうということです。 ところで、昨年私の知り合いで離婚した女性がいましたが、彼女の場合、結婚生活は1年足らずでした。私としては、「もう少し何とかならなかったのか」、「結論を出すのが早過ぎやしないか」という思いもありましたが、これも

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    jzc01651 2020/05/05
  • ポストCOVID-19の生活 - 和尚さんの水飴

    衛生観念の変化 この記事を書いている時点で、政府による緊急事態宣言が当初の期限だった5月6日から1か月延長される見通しとなっています。在宅勤務、外出自粛をもうしばらく継続することとなりそうですが、私個人としては、失望や苛立ちという感情は無く、淡々と今の生活を当たり前のことと受け入れるようになっています。 今週、近所のドラッグストアの店頭に、久しぶりに使い捨てマスクが並びました。政府による布マスク配布で、一儲け企んでいたブローカーが買い占めていたマスクの投げ売りを始めたからだとの報道もあります。その真偽はともかく、これでようやく必要な時にマスクを買えるようになります。 ところで、来は使い捨ての不織布マスクですが、洗えばかなりの回数使うことが可能です。我が家の下の娘は花粉症のため春先はマスクが欠かせませんが、以前よりマスクは洗って何回か使うように言って聞かせていました。店頭に並び始めたマスク

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    jzc01651 2020/05/01
  • 情報を見極める力 - 和尚さんの水飴

    落書きの痕跡 かつて、テレビや新聞が情報伝達のメインストリームだった時代には、多くの人々がこれらメディアを情報源として頼っていました。私も家で購読していた新聞を読み、書かれている記事の内容を信用していました。 ところが、私が大学生の頃、朝日新聞のカメラマンが西表島の珊瑚に落書きをし、その写真を基に記事を捏造した事件が起こりました。“超”がつくほど有名な事件ですが、もし、この事件を初めて聞くと言う若い方は、一度その顛末を調べてみてください。 当時、初心だった(?)私は、大手の新聞社が記事を捏造したという事実もさることながら、記事が虚偽であることを認めるまでの朝日新聞社の対応にショックを受け、精神的に大きく傷つきました。 所詮メディアも営利を追求する企業集団であることを考えれば、新聞社としては、発行部数を伸ばすために、注目を集める記事をできるだけ多く書くことが命題です。しかし、読者が新聞社に期

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    jzc01651 2020/04/29
  • 続 結婚を考える前に - 和尚さんの水飴

    それでも結婚に拘るのか 厚生労働省の人口動態統計(2018年度)によれば、年間の婚姻件数約59万組に対して、離婚件数約21万組と推計しています。これだけで、3組結婚しているうちの1組は離婚している、などと見るのは早計ですが、“死が二人を分かつまで”待てない夫婦は決して珍しい存在ではないようです。 また、すでに関係が破綻しているにも拘わらず、子供の学校の関係や世間体等離婚できない理由があって、婚姻関係を続けている夫婦も結構いるのではないかと思います。そのような、水面下ですでに破綻しているケースも含めると、うまく行っていない夫婦は相当数いるのではないでしょうか。そう考えると、良好な婚姻関係を維持している夫婦の割合は思いのほか低いのかもしれません。 かく言う私自身、それほど深く考えずに結婚してしまいました。結婚するのは簡単です。好き合った者同士であれば、勢いで結婚までたどり着けます。しかし、結婚

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    jzc01651 2020/04/23
  • 結婚を考える前に - 和尚さんの水飴

    人生の岐路では無くなった結婚 この記事を書いている時点で、新型肺炎騒動による在宅勤務生活も1か月を超えています。ちょうど今の季節、各部員と期末の面談を行う時期なのですが、このような状況なのでビデオ会議システムでの面談となります。 今回分かったことは、会議室にこもって行う面談よりも、パソコンの画面越しの面談の方が会話が弾んだことです。お互いに自宅で普段着のままなので、雰囲気そのものがリラックス度満点なこともあり、打ち解けた面談を行うことができました。 そんなゆるい期末面談の中、先日、部下の一人から結婚相談を受けました。今年30歳になる彼は、付き合っている女性がいるわけではなく、“漠然と”そろそろ身を固めるべきではないかと考えているようでした。 ところで、生きて行く上で重要な選択を迫られる局面を「人生の岐路」と言います。すぐに頭に浮かぶものと言えば、進学、就職、そして結婚。 とりわけ、学業を

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    jzc01651 2020/04/17
  • 幸せの形はオーダーメイド - 和尚さんの水飴

    勝ち組 負け組 「勝ち組 負け組」という言葉をよく耳にしますが、人それぞれの人生を勝った・負けたで二分することはできません。そもそも自分の人生は誰かと競い合うものでは無く、勝敗とは無縁のものです。それにも拘らず、どうして自分や誰かを勝ち組・負け組に分けたがるのでしょうか。 幸不幸と勝ち負けを混同してしまう人が多いのは、何が自分にとっての幸せなのかが分からないからなのだと思います。自分の周りを見渡して、幸せそうに見える人がいると、その後追いをしていれば自分も幸せになれると思い込んでいる人。そういう人は、後追いをしている人と比較することで、自分がその人よりも幸せなのかを判断しようとします。 また、勝手に誰かをライバル視して、対抗意識を燃やしてしまう人がいます。それも絶対に敵わない相手はライバルにはしません。そこそこ競い合えそうな、あるいは自分が勝てそうな相手を探します。 そして、ライバルより“

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    jzc01651 2020/04/16
  • 毒入り人参 昇進話に乗る前に - 和尚さんの水飴

    生贄の山羊 失敗の責任を部下に擦り付ける。よく聞く話です。少なくとも私の職場で、事業が失敗した責任を取って潔く辞任した役員にお目にかかったことはありません。「結果が全て」が口癖の人間に限って、結果責任から逃れることが上手なようです。 トカゲのしっぽ切りとかスケープゴートと聞くと不祥事の後始末を連想させますが、不祥事に限らず、業務目標未達の責任や事業が膠着しているときの首のすげ替えの対象は、ほとんどの場合、中間管理職です。 会社勤めを長く続けていると、嫌なものを目にすることがあります。まだ私が若い頃の話です。今まで全く畑違いの仕事をしてきた人が、突然配置転換され、大きなプロジェクトのリーダーに抜擢。しかし、しばらくしてプロジェクトがとん挫し、大抜擢されたリーダーは責任を負わされて、関連会社に片道切符の出向となり表舞台から消えます。その間わずか1年足らずの出来事です。そこでようやく当の人は、

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    jzc01651 2020/04/14