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2015年6月7日のブックマーク (1件)

  • カラスさんの「夏の色のノスタルジア」の感想

    ・作品の舞台 皆何かに囚われている、その縛りを彼女は物語という。 確かに、人は必ず物語を抱えて生きている。 その物語は基的には、自身に対して肯定的に働き、生きるうえでプラスになるものだ。 しかし、それが縛りになり、その人間の可能性を限定してしまう場合がある。 まさにこの作品の登場人物たちがそうで、自ら作り出した物語に囚われ縛られ、 身動きが取れなくなってしまった状態にある。 まるでカウンセリングみたいな話だなあと、この作品を読んでいて何度も思った。 外部の世界を変えるのではなく、自分自身を変えようとすること。 心を、あるいは認識を変えて、その物語から開放されること。 「問題」を解決する際に、外を変えるか内(自分)を変えるかの二種類があって、 この作品は明らかに後者、自分を変えることに特化しているように見える。 いや、変えるなどというと大げさすぎるかもしれない、それよりも、ほんの少し見方を

    k-p_aoikuma
    k-p_aoikuma 2015/06/07
    批評空間の中で最も分かりやすいと思った夏の色のノスタルジアの感想だった。