来月1日から運営を大手レンタルビデオ店に委託する武雄市の市立図書館をめぐり、全国の出版社でつくる日本書籍出版協会は「公的な業務を利用した民間企業への利益誘導になるおそれがあり、著作権法を逸脱するのではないか」などとする質問書を、武雄市の樋渡市長あてに送りました。武雄市は、市立図書館の運営を来月1日から大手レンタルビデオ店の「TSUTAYA」に委託し、図書を貸し出すだけでなく、書籍やDVDの販売コーナーやカフェを設けるほか、貸し出しカードには、この会社が全国で展開しているポイントカードを導入することにしています。この図書館をめぐり全国の400あまりの出版社でつくる日本書籍出版協会は武雄市長あてに質問書を送りました。この中で、日本書籍出版協会は、図書館の運営を委託する「TSUTAYA」が書籍の販売も行うことについて、「地元の書店にも公募の機会を与えたのか」とただしています。また、図書館の貸し出