監督 新城毅彦 主演 大沢たかお、伊東美咲 公式サイト 実話の映画化でよくあるのが、映画の最後、クレジットのところで本人の写真が出る奴だ。あれを見るとたいてい、まあ映画だから美化されてるよなあ、と思うことになる。『俺は、君のためにこそ死にに行く』みたいなどうしようもない映画だって、ただの食堂のおばさんが岸恵子だ。だいぶ美化されている。それで、この映画の場合、クレジットで本物の飯島夏樹の写真が出たとき、「あ、この人って魅力的な人だったんだろうなあ」と思った。すごくいい顔してるんだよ。同時にそこまで二時間見せられてきた大沢たかおと伊東美咲はなんだったんだという思いに…… まあ伊東美咲の演技があまりに壮絶でね……実際、客もとくに入ってる様子がないわけだが、いったい誰がなんのためにこういう映画を作ってるんだろうなあ。電通様はこの映画を作ってどんだけ儲かったのだろうか。 その後『伝染歌』を見てさらに