日本を代表する絵本作家で画家の安野光雅さん(88)の作品展が27日から、市川市真間の芳澤ガーデンギャラリーで始まり、初日からたくさんの安野さんのファンらでにぎわった。 同ギャラリーの開館10周年を記念して開催された作品展で、タイトルは「安野光雅が描く野の花」。安野さんは島根県出身。ユーモアと遊び心にあふれた絵本を創作し続け、2012年には文化功労者表彰を受けた。市川市に住み続けた作家の故・井上ひさしさんと交流があったことから、2年前にも同ギャラリーで作品を展示したことがある。今回は、野辺の草花をテーマにした原画約60点が展示されている。 会場を訪れた市川市菅野の徳山栄子さん(70)は「絵の中に動物が隠れている『だまし絵』なども展示され、大人も子供も楽しめますね」と話していた。11月30日まで。一般500円。65歳以上400円。中学生以下無料。問い合わせは同ギャラリー(047・374・768