孫文ゆかりの展示品を見学する福田康夫首相と胡錦濤・中国国家主席=6日午後6時37分、東京・千代田区の松本櫻(小松洋撮影) 来日中の胡錦濤・中国国家主席は6日夜、東京・日比谷公園内にあるレストラン「日比谷松本楼」で福田康夫首相らとの夕食会に臨んだ。 松本楼は中国の「革命の父」とも呼ばれる孫文が日本亡命中に宴を開いた店としても知られる。店内には、孫文の妻、宋慶齢女史が愛用したヤマハ製の国産第1号のピアノが展示されている。 夕食会には、高村正彦外相、五百旗頭真防衛大学校長らが同席した。 一方、日比谷公園周辺では、チベットを支援する日本人約80人がチベットの「雪山獅子旗」を掲げ、夕食会開催中の松本楼に向けて、チベット騒乱への中国の対応を批判し、北京五輪ボイコットを求める抗議の声をあげた。