天外2のゲームデザインは順調に進んでいた。 レッドで行われる週に一度の制作会議では、シナリオが具体的になるに従って、桝田さん・広井さん・あだちさん・僕の4人と、山田真木(広井さんの秘書)で、それぞれが役を持ってセリフや動機、場合によっては何をやるかを考えながら、一国ごとにテーブルトークRPGのようにストーリーを作っていく方法になっていた。 具体的には、広井さんが卍丸の役と最終ジャッジ(やっていい・ダメってこと)。あだちさんも当然最終ジャッジ。僕がカブキと敵の一部。損得勘定を考えたりする役目。そして桝田さんが残りのキャラ。山田真木が一般プレイヤー代表。これは「ここでこのご褒美なら納得する?」みたいに桝田さんが聞いていく事で「ご褒美の満足度」なんかを決める人。あと、この会議にはほとんど呼ばれたことはなかったと思うけど、どんちゃんも桝田さんは結構使っていた。 あと、桝田さんや僕らのいろいろな要望