関門海峡での衝突事故で被害を受けた護衛艦「くらま」だが、その後艦隊に復帰し、先の震災ではそのDDHとしての能力を最大限活用し捜索救援活動を行っていた。 そして、つい先日まである任務に就いていたのである。 それは太平洋まで進出した中国艦隊の監視任務だった。 中国は近年、「列島線」を超えて太平洋へ進出し訓練を度々行っているが今回は「異例」尽くめだった。 中国側は「通常」の訓練と説明するものの計11隻の艦隊編成はいつにも増して多い。 西太平洋で定例訓練=艦艇航行の報道受け明かす−中国海軍 9日の新華社電によると、中国国防省は、中国海軍の艦艇が沖縄本島と宮古島の間の公海上を航行するのが確認されたとの報道を受け、海軍の複数の艦艇が6月中下旬に西太平洋の国際水域で定例訓練を行う予定だと明らかにした。 訓練は毎年行っているとし、関係する国際法にのっとり、特定の国を対象にはしていないと強調して