【ワシントン=黒瀬悦成】日韓関係が韓国海軍艦艇による海上自衛隊機に対する火器管制レーダー照射問題などで険悪化する中、米議会の超党派議員は12日、「日本、韓国と米国との同盟関係の死活的役割」や「共通の利益の追求に向けた日米韓協力」「建設的で前向きの日韓関係」などの重要性を強調する決議案を上下両院に提出した。 決議案を出したのはエンゲル下院外交委員長(民主党)、上院外交委員会のメネンデス議員(同)、ガードナー東アジア太平洋・国際サイバー安全保障政策小委員長(共和党)ら7人。 決議案は、日米韓が「北朝鮮が大量破壊兵器、ミサイル拡散や違法な活動で世界の平和と安全を脅かさないよう取り組んでいくことを表明している」などと指摘し、北朝鮮の脅威や「安全で安定し繁栄するインド太平洋地域」の実現をにらみ、日米韓の外交、経済、安全協力を強化していくべきだと訴えた。 決議案に名を連ねたシャーマン下院議員(民主党)