毎年春休みになると映画館で決まって上映される「ドラえもん」シリーズ。1980年に第1作『のび太の恐竜』が上映され、ことしで実に39作目です。世代や家族ごとに、思い出があるのではないでしょうか。 この春の最新作で脚本を手がけたのが、直木賞作家の辻村深月さん。去年「本屋大賞」も受賞した人気作家ですが、実は大のドラえもんファンなんです。敬愛する藤子・F・不二雄さんの作品を書き継ぐことを、“聖書の続きを書くようなもの”と表現した辻村さん。ドラえもんから教わったこと、そして映画に込めたメッセージについて、たっぷりと語ってくれました。(科学文化部記者 河合哲朗)