10月14日から16日にかけて、朝日新聞社主催の国際シンポジウム「朝日地球会議2019」が都内で開催された。国連主導のSDGsという新たなアプローチが注目され、環境問題や食糧問題、人権問題などについて地球規模での課題解決を考えるなかで、医療現場で最新テクノロジーを活用して課題解決に取り組む「ブロックチェーン、ビッグデータの技術は医療・健康分野をどう変えるか」と題するセッションが組まれた。 登壇者は、ブロックチェーンの技術を使って難民にデジタルIDを付与、診療記録などを保管する活動を展開する国際NGO「iRespond」の副代表で、テキサス・クリスチャン大学客員研究員のラリー・ドース氏と、レセプトのビッグデータを解析する研究に取り組む京都大学医学部附属病院 医療情報企画部長・病院長補佐 京都大学大学院医学研究科・情報学研究科 教授の黒田知宏氏の2名。 壇上左から、モデレータを務めた朝日新聞編