総務省は27日から、端末単体の割引を含めて割引額の上限を最大4万4000円(税込み、以下同)とする新たなルールを開始した。新ルールは、「1円スマホ」のような過度な割引合戦が生じないように、これまで抜け穴となっていた回線契約とセットにしない端末単体の割引も規制対象にした。これで1円スマホが一掃されると思いきや、ソフトバンクは総務省の新ルールに対応しつつ最も安いケースで、「月額1円」にて1年間スマホを利用できる巧妙な策を打ち出した。 ソフトバンクの新施策の仕組みはこうだ。米アップルの「iPhone14(128GB)」など対応スマホを48回の分割払いで購入。12回分の代金を支払った後にスマホを返却すると、残る36回分の分割支払いが免除される。 ソフトバンクの新施策の巧妙な点は、前半12回分と残りの36回分の分割支払金に差をつけた点だ。例えばiPhone14(128GB)の場合、前半12回分の分割
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