米兵向け慰安所第1号のあった東京・大森海岸の跡地 1945年(昭和20年)8月15日に太平洋戦争が終わって、負けた日本は連合国軍に占領されました。上陸してきた占領軍の大部分は米軍でしたが、驚くことに日本政府が「慰安所」という売春施設を米兵向けに秘密のうちに用意したのです。 その最初の施設が東京都品川区の京浜急行「大森海岸」駅前にあった、ということを最近知りました。 しかし、日本政府はいまだに関与を認めないんですね。「資料の引継ぎがない」とか「コメントする立場にない」とか言って。 「戦後ゼロ年」という日本史の暗部にスポットを当てました。 目次 政府(内務省)が米兵相手の売春施設を開設するよう指示 RAAの業務は「性の防波堤」 東京・大森海岸での売春の実態 慰安所の「女中」の生々しい証言 売春施設のその後 料亭「悟空林」の火事 日本政府のずるがしこい見解 ★参考資料 (右上が「京急・大森海岸駅