海に沿うように奥へ続く細い道。海辺にある多伎神社への参道。 義経伝説も残る、海の女神を祭る社へ。 天気がいい日、村上市の多伎(たき)神社へ。 ちょうど日本海に三面川が流れ込むあたり、 奥に見えるこんもりとした木々の中に、海を望むように社が建っている。 海のすぐ脇を歩く参道や、社殿周辺の神聖な雰囲気が好きな場所。 車を止め、細い参道を歩いていく。天気がいいので、海がとてもきれいだ。 道の左は海、右は鬱蒼とした樹林。 海にせり出すように大きな木が覆いかぶさってくる。 考えてみると、海と森を両方感じながら歩くこの参道は、とても贅沢な気がする。 でも、そんなふうに思えるのは天気がいいから。 海が大荒れだったら… 冬の吹雪の日だったら… 行く勇気はございません。 2本目の赤い橋を渡っていくと、 多伎神社に到着。 目の前は海。背後は断崖。この窮屈な場所によく建てたものだ。 背後を鬱蒼とした樹林に囲ま