ブックマーク / niigata-sanpo.hatenablog.com (271)

  • 廃線駅ノスタルジー Ⅱ - NIIGATAさんぽびと

    25年前に役目を終えた電車が、今もレールの上で街を見つめている。 時間が止まったような旧月潟駅の続きです。 旧月潟駅には3台の車両が保存されている。 電動客車のモハ11号、電動貨車のモワ51号、ラッセル車のキ116号。 使われなって25年も経てば、艶もなくなりあちこち痛んでいくはずなのに、 保存会の皆さんによるメンテナンスのおかげで、どれもきれいな姿を保っている。 この日は車両の中へは入れなかったので、外からその姿を眺めた。 一番手前にあるのはモハ11号。 沿線住民の貴重な足として活躍した電動客車。 このモハ11号に実際に人を乗せて走らせるイベントが2022年から行われていて、 今年も「走れ!かぼちゃ電車2024」が9月22日(日)に開催される。 構内に残った50mのレールの上を車両移動機アントで牽引し走行。 1回の定員は50名で、9回運行。 面白いのは、そのうちの2回だけ、わざと定員80

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    k10no3 2024/08/08
  • 一万本のユリ畑 - NIIGATAさんぽびと

    白、黄色、オレンジ、ピンク… 街を見下ろす丘に広がる、色とりどりの花の絨毯。 今年も魚沼市にある月岡公園の花広場へ。 街を見下ろす高台の広場には、毎年約10,000ものユリが咲き誇る。 新潟県はユリの栽培面積が全国第1位、出荷量は2位だそうだ。 県内最大の産地がここ魚沼市。 豪雪地帯で、雪がない時期にしか畑を使うことができないため、 限られた期間で収益を上げられる「花」の栽培を始めたのがきっかけらしい。 現在、40軒程のユリ農家があり、約150もの品種が栽培されている。 魚沼市は豪雪地帯のため、全国の中でもユリの出荷時期が遅い。 でもその結果、他の産地からの出荷がない時期に出すことができる。 さらに、世界初といわれる「球根冷蔵技術」を確立し、 来の開花時期よりも遅い8月~11月までの期間の出荷が可能になった。 しかも同じ魚沼市内でも標高差による気温差を活かして、 各地区のユリが順番に咲

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    k10no3 2024/08/04
  • 夕方の弥彦山頂公園 - NIIGATAさんぽびと

    山頂の景色を楽しんだ後、9合目まで戻って山頂公園をちょっと散策。 懐かしく美しい風景にほっこり。 昭和33(1958)年、弥彦山ロープウェイの完成と同時に建てられた展望ビル。 ずっと変わらない姿でいまだに現役。 昔、昭和天皇・皇后両陛下も山頂の御神廟を参拝後、ここで御昼されたとか。 この照明もその頃からあるんだろうか。 弥彦山ロープウェイの山頂駅周辺に広がる山頂公園。 展望堂やパノラマタワー、小さい遊園地もあって、昔からずっと変わらず営業中。 ここにはおよそ1万株のアジサイが咲く。 公園のアジサイは、ロープウェイの運行会社の職員が20年ほど前から植え始めたもの。 最初の500株を挿し木などで増やしてきて、今ではおよそ1万株! 日海や越後平野の雄大な眺めとともに、知る人ぞ知るアジサイスポットになった。 階段の途中に咲いているのは白やピンクのアナベル。 アメリカ生まれのかわいいアジサイ。

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    k10no3 2024/08/01
  • 弥彦山 山頂さんぽ Ⅱ - NIIGATAさんぽびと

    古来から信仰の山として崇められてきた弥彦山。 山頂に建つ彌彦神社御神廟からは360度の大パノラマが楽しめる。前回の続きです。 弥彦山9合目の山頂公園から、てくてくと700m。 御神廟入り口にある社務所前に到着すると、一気に視界が開ける。 おお、気持ちがいい。連なる山々や越後平野を一望だ。 新潟平野のほぼ中央部の日海に面した弥彦山は、 東京スカイツリーと同じ634m。 中部北陸自然歩道のコースにもなっており、多くの登山客が訪れる人気の山。 登って来た方を振り返ると、展望堂とパノラマタワーが見える。 その奥の三角形の山は「多宝山」。 弥彦山との標高差はわずか数十センチで、峰続きで2kmしか離れていないので、 遠くから見ると双耳峰に見える。 北は角田山(482m)、南は国上山(313m)まで、 約15km続く弥彦山脈は、佐渡弥彦米山国定公園に指定されている。 稜線に並んでいた電波塔。 上に登

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    k10no3 2024/07/30
  • アジサイ咲く公園へ Ⅱ - NIIGATAさんぽびと

    見晴らしの良い斜面いっぱいに咲くアジサイ。 夏色の花を楽しみながらてくてくと。水道山公園の続きです。 水道山公園から隣にある観音山公園の方へ歩いていくと、 見晴らしの良い斜面にアジサイが咲いている。 花はやや少なめだったが、青々とした田んぼを見渡せて気持ちがいい。 若い黄緑色から青へ。夏に似合う涼しげな色。 今年は斜面に新しい道ができていた。 こちらの斜面にもトンボがたくさん。 ところどころにガクアジサイも咲いていた。 人の姿もほとんど無く、静かだった水道山公園。 のどかな田園風景と涼しげなアジサイに今年も癒された。 青や紫が多い中で、目にとまった優しいピンクのアジサイ。 ピンク色のアジサイの花言葉は、「強い愛情」「元気な女性」。 「元気な女性」という花言葉はフランスで生まれたとか。 土壌が石灰質でアルカリ性が強いフランスではピンク色のアジサイが多いという。 爽やかな季節に明るいピンクや赤

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    k10no3 2024/07/26
  • アジサイ咲く公園へ Ⅰ - NIIGATAさんぽびと

    静かな高台の公園に咲く10,000株のアジサイ。 今年も見附市の水道山公園へ。 アジサイの時期になると訪れる見附市の水道山公園。 市街地に隣接する小高い山にあって、街並みや遠くの山々を見下ろせる静かな場所。 初夏には約10,000株のアジサイが咲く。 駐車場がとても狭いので、早い時間にやってきた。 木々の向こうに見附の街並みが見える。 この日は少しどんよりした空。 アジサイは梅雨時の花なので、こんな日も悪くないかと。 林の中の小道。昔よりも花が少なくなった気がするが、木に囲まれて落ち着く場所。 今日はアジサイがしっとり見える。 涼しそうな色のガクアジサイ。 アジサイは花びらに見えるのはガクで、当の花は真ん中のツブツブした部分。 手毬のように咲くアジサイも ガクをかき分けると中にちゃんと小さな花があるらしい。 この時期に見るブルーのアジサイはとても涼しげ。 アジサイは土壌が酸性かアルカリ性

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    k10no3 2024/07/25
  • 紫陽花に囲まれて Ⅱ - NIIGATAさんぽびと

    300種のアジサイが咲き誇る境内をゆっくりと。 光照寺のアジサイ巡りの続きです。 あっちもキレイ、こっちもキレイ。目移りしてなかなか進めない。 水に花っていいですね。特にアジサイはベストマッチ。 堂の前に咲いていた「翠玉」という品種。深みのある青が目を引いた。 アジサイの語源は諸説あるが、 一般には、古く「あづさい」と言われていたのが訛ったものとされている。 「あづ」は「集まる」を意味し、「さい」は「真藍(さあい)」が縮まったのだという。 では、漢字表記の「紫陽花」って… 前から思っていたが、完全な当て字で普通に読めない。 これに比べたら「夜露死苦」ってとても素直(笑) この漢字になったのは、どうも勘違いかららしく… 唐の詩人「白居易(はくきょい)」が招賢寺というお寺を訪れ、 そのお寺に咲いていた紫色の花を「紫陽花」と名付けた。 それが日に伝わると、その花はアジサイのことだと勘違いされ

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    k10no3 2024/07/20
  • 直江兼続の居城 与板城跡へ Ⅱ - NIIGATAさんぽびと

    早起きして訪れた直江兼続の居城跡。 鳥の声を聴きながら、朝陽が射す森を歩いていく。与板城跡の後編です。 与板城跡の丸跡でひと休み。早朝の静かな時間を楽しむ。 丸に立つ赤い鳥居。奥にあるのは城山稲荷社。 社の後ろ側にあった小さな祠。 お稲荷さんだけに、京都伏見のお酒が供えられていた。気がきいてる。 最初見た時、犬かと思ったが、きっとスマートな狐だったのだろう。 足が折れ、耳や尻尾も壊れてしまったようだ… 積まれた石に乗せられてなんとか立っているが、ダックスフンドみたいなシルエットにほっこり。 丸の先は、「二ノ郭(二ノ丸)」「三ノ郭(三ノ丸)」が続く、野趣を感じるエリア。 久しぶりなので行ってみることに。 堀切の急な階段を降りていく。 丸と二ノ郭の間にある堀切は10mはある深いもの。 今は階段があるので簡単に越えられるが、当時はそうはいかなかっただろう。 二ノ郭からは杉林に囲まれた道。

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    k10no3 2024/07/16
  • 五十公野公園 あやめ園へ Ⅱ - NIIGATAさんぽびと

    色とりどりの花菖蒲に目移りしながら、園内を散策。 花と緑に囲まれた五十公野公園の続きです。 花菖蒲はノハナショウブを原種に改良された国産の園芸種で、 5,000品種以上あるらしい。色も模様もほんとに様々。 花菖蒲の花言葉は「優しい心」「優雅」「うれしい知らせ」「心意気」「あなたを信じる」etc… 色や形がいろいろあるので意味もいろいろ。 スイレンの池には、艶やかな花がたくさん咲いていた。 両脇を緑に囲まれて奥に長いあやめ園。1.8ヘクタールの広さは県内随一。 課外授業だろうか、大勢の小学生が網を持ってやってきた。 水辺の生き物を捕まえているようだ。こういう授業は楽しいだろう。 蛇が出たー!とか、とても賑やか。 あやめまつり期間中は18:00から21:00までライトアップされる。 帰りは違うルートで。升潟の対岸、木々が繁る木洩れ陽の道を。 水草模様が広がる升潟。 おや? 遠くの方に白鳥が一羽

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    k10no3 2024/07/12
  • 謙信デビューの地 黒滝城址へ Ⅱ - NIIGATAさんぽびと

    戦国時代、幾度となく戦いが繰り広げられた黒滝城。 昔に思いを馳せながら静かにのんびり森歩き。前回の続きです。 「桜井の曲輪」から長い階段を下りて、次に向かうのは「大蓮寺曲輪」。 途中、麓から来る「搦手道(からめてみち)」と合流。 この道で登ってきたことはないが、奥を覗くとこんな看板が。 分岐を過ぎ、また登り返して行くと、 見晴らし抜群の「大蓮寺(だいれんじ)曲輪」に到着。 ここはいつ来ても気持ちいい。 城を守る武士たちの待機場所になっていた曲輪で、越後平野を一望。 ここから麓にいろいろな合図を送っていた。 街並みや田んぼ、遠くの山々を見ながらしばし休憩。 さて、分岐まで少し戻ってその先へ。 草に覆われた「桜清水」跡。 大切な水源のひとつで、この辺りからスリ鉢や瓶の破片が見つかっているらしい。 今も僅かに水が流れていて、水芭蕉やニリンソウが生息している。 曲がりくねって起伏のある道は、ちょっ

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    k10no3 2024/07/07
  • 謙信デビューの地 黒滝城址へ Ⅰ - NIIGATAさんぽびと

    静かに森の中を歩きたい時、山城跡によく出かける。 もう数え切れないくらい歩いている黒滝城址は、上杉謙信歴史の表舞台に躍り出た地。 黒滝城は、弥彦山と国上山の間に位置する標高246mの要害に築かれた山城で、 その規模はきわめて大きく、蒲原地方全体の中でも屈指の存在。 北陸道の軍略上の要で、戦国時代には「黒滝要害」と呼ばれていた。 越後の覇権をめぐって繰り返される動乱の度に、ここで攻防が繰り広げられた。 上杉氏の会津移封で廃城になってから400年以上経った今でも、 尾根を断ち切る堀切、特徴ある曲輪、井戸跡など、当時の遺構がよく残っている。 1546年、この黒滝城で、長尾景虎(のちの上杉謙信)が歴史の表舞台に躍り出た戦があった。 越後守護代であった景虎の父・長尾為景が没し、越後国内は混乱していた。 当時の黒滝城主「黒田秀忠」は、家督を継いだ長尾晴景(景虎の兄)に反抗し挙兵。 しかし失敗に終わり

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    k10no3 2024/07/05
  • 妃神を祀る神社へ - NIIGATAさんぽびと

    弥彦山頂を挟んで彌彦神社のちょうど反対側、海に近い寺泊野積にある戸神社。 彌彦神社の大神・天香山命の妃神が祀られている。 彌彦神社の摂社である戸神社は、 彌彦神社の大神・天香山命の妃神・熟穂屋姫命(うましほやひめのみこと)を祀る神社。 多くの人が訪れる彌彦神社とは打って変わり、人の気配は無くひっそりしている。 だからと言って荒れた様子がないのは、大切に守られている聖地ということだろう。 鳥居は全部で四つ。一つ目は石造り。 木立に囲まれた参道に一歩足を踏み込むと、スッと空気が変わった気がする。 二つ目は朱塗りの鳥居。緑の中に朱色がよく映えていた。 木洩れ陽が射す薄暗い参道。 緑に囲まれて気持ちいいのだが、どこか畏怖を覚えるような空気感。 細い道を抜けると明るく平坦な場所に出た。 そこに広がる一反ほどの田んぼは「彌彦神社の御神田」。 彌彦神社の宮司や地元の方々が集まって、春にはお田植え祭、

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    k10no3 2024/07/03
  • 花菖蒲 色とりどり - NIIGATAさんぽびと

    花菖蒲がそろそろ見頃になったと聞いて、今年もしらさぎ森林公園へ。 色とりどりの花に目移りしながらてくてくと。 今年もまた三条市のしらさぎ森林公園へ。 毎年6月中旬~7月上旬に、色とりどりの花菖蒲が咲き誇る。 この日は見頃前半を迎えていた。 平日の早い時間だったが、見物客が来始めていた。 ここには約2万株の花菖蒲が植えられている。 色も形も様々で、あっちもきれい!こっちもきれい! 目移りしながら進んでいく… 綺麗な木道が整備されていて、この公園は人にも花にも優しい。 国内外で盛んに品種改良が行なわれてきた花菖蒲は、今では5,000種以上あるそうだ。 この公園に植えられているのは約100種。 それぞれに品種名を書いた札が立ててあって、工夫を凝らした粋な名前が並んでいる。 品種によって咲くタイミングも違う。これから咲く蕾もシュッとしてかわいい。 この開き始めの花はチューリップのよう。 奥の展望台

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    k10no3 2024/07/01
  • 新緑の白玉の滝 - NIIGATAさんぽびと

    苔むした岩や木々に囲まれて、あたりには神聖な空気が漂う。 新緑が美しい白玉の滝へ。 久しぶりに新潟市秋葉区金津にある「白玉の滝」へ。 県道から少し入っただけなのに、山奥のような感じがする場所。 小さな滝だが、神聖な空気に非日常感を味わえる。 入り口の看板が新しくなっていた。 小さな川に沿って歩いていけば、滝はすぐそこ。 歩いていくとすぐに「雌滝」に到着。 白玉の滝は、この「雌滝」と、奥にある「雄滝」の2つからなる。 ここから眺める景色は、水の流れ、岩、草木、橋、階段、石碑などの配置が絶妙で、 なんだか小さな舞台セットみたいで好きな場所。 黒い岩をすべるように流れる「雌滝」は落差7m。 滝の手前には「佐久那殿神社」と書かれた碑が。 奥にある雄滝の近くに小さな社が建っている。 岩壁にへばりつくような狭く急な階段を登って奥へ。 階段を登った雌滝の上部。流れに沿って奥へ。 緑に包まれた谷のような空

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    k10no3 2024/06/28
  • 五合庵から千眼堂吊り橋へ - NIIGATAさんぽびと

    国上寺を後にして奥の道へ。 木々に囲まれた静かな道を歩けば、五合庵や千眼堂吊り橋など、いろいろな風景に会える。 国上寺から麓へ下りていく道。 途中、寄り道してモミジに囲まれた広場へ。 東屋のある広場は新緑の空間。エアーポケットに入ったような静けさ。 道に戻って五合庵の方へ下っていく。 高い木に囲まれた静かな石段。途中、苔むした大きな岩も。 良寛さんが40歳の頃から約20年間暮らした「五合庵」に到着。 静寂に包まれたこの簡素な庵に、良寛さんが暮らしていたのは200年以上も前のこと。 現在の庵は大正時代に再建されたもので、県の文化財になっている。 当にここに20年も暮らしていたのかと思うほど、狭く質素なもの。 家具もほとんどない簡素な茅葺きの庵で暮らし、 坐禅修行と村々への托鉢の生活を続けていた良寛。 こんな逸話がある。 ある日、良寛が寝ていると泥棒が入ってきた。 しかし質素な庵には盗むもの

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    k10no3 2024/06/26
  • 越後最古の寺 国上寺 - NIIGATAさんぽびと

    国上山の中腹にある越後最古の古刹、国上寺(こくじょうじ)へ。 開山1300年を超える寺の周辺は、歴史を感じながら静かに散策できる場所。 弥彦山のお隣にある標高313mの国上山(くがみやま)。 その中腹にある国上寺(こくじょうじ)は開山1300年を超える新潟県内最古のお寺。 周辺には良寛さんゆかりの五合庵や眺めのいい千眼堂吊り橋などもあって、 いろいろな景色を手軽に楽しめる散歩コースだ。 晴れた日の夕方、静かな場所を歩きたくなって訪れた。 いつも静かな境内。 堂のほか、客殿、六角堂、大師堂、一切経堂、鐘楼堂、宝物殿が静かに並んでいる。 秋になると堂前のモミジが綺麗に色づき、隠れた紅葉スポット。 境内には国上山にゆかりの深い良寛さんも。 堂は燕市の文化財に指定されている。 2019年、その堂に壁画が飾られた。 堂周りを取り囲む総幅28mもの壁画で、 国上寺に関わりのある上杉謙信、源義

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    k10no3 2024/06/24
  • トンネルを抜けて - NIIGATAさんぽびと

    微かな心細さと向こう側への期待感。トンネルには独特の雰囲気がある。 子供の頃から何十回も歩いている弥彦公園のトンネルを抜けて奥へ。 前回の続きです。 もう100年以上前に造られた弥彦公園のトンネル。国の登録有形文化財。 写真でもお解りのように、山が低すぎて通常の工法では掘ることができず、 いったん山を切り開き、トンネルを造ってから、また土を盛って山の姿に戻したというこだわりよう。 こちらの浅尾池側入口付近の岩石は、わざわざ富士山の溶岩を運んで来たもの。 公園造営時の気概が伝わってくる施設で、その姿は子供の頃の記憶と変わっていない。 大正時代に造られたレンガ造りのトンネル。 坑門のアーチ周縁や壁柱、笠石を花崗岩で造り、壁面を煉瓦で化粧している。 レンガ貼りの壁面にレトロな照明。長さ55mの異空間。 小さい頃、このトンネルはとても長く、大きく、暗く感じられて、 ここへ入っていく時には、少し緊張

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    k10no3 2024/06/22
  • ツツジと新緑の弥彦公園 - NIIGATAさんぽびと

    五月晴れの日、いつもの弥彦公園へ。 新緑とツツジを楽しみながらのんびり散歩。 約4万坪の広さを誇る弥彦公園。 大正5(1916)年、吉田〜弥彦間が参宮線(現在のJR弥彦線)として開通したのを機に、 その2年後に弥彦駅の隣に造られた公園。 春夏秋冬それぞれに美しく、時々散歩に訪れる場所。 出かけたのは5月5日。ちょっと前になりますが、お付き合いのほどを。 去年も同じ時期に来ているが、ゴールデンウィーク真っ只中だというのに、 拍子抜けするほど静かでちょっと得した気分になる。 公園は鮮やかな新緑と白やピンクのツツジに彩られていた。 すでに散ってしまったものもあれば、まだ蕾の木もある。 開花のタイミングは木によって微妙に違うようだ。 咲いているものを探しながらゆっくりと。 満開の花の山。それにしてもたくさんの花をつけるなあ。 鮮やかで優しい新緑。歩いていると心が浄化されていくみたいだ。 木立の中を

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    k10no3 2024/06/20
  • 新緑の植物園へ Ⅱ - NIIGATAさんぽびと

    緑を映す水面。整備された園地は花も緑も水も楽しめる欲張りな場所。 新緑の県立植物園の後半です。 池の方へ行く前に、木洩れ陽に誘われて展望台へ。 青もみじがとても涼しげ。 東屋のある展望台。眺望はそこそこだが、静かで落ち着く場所。 素朴な野の花にほっととする。 緑の中でしばし休んでから、階段を降りて池のほとりへ。 いつものように水辺に沿って。 この日は水鳥ほとんどいなくて、カワウが一羽のんびりと。 池には水草がびっしり。 池の上はスイレン模様。ポツポツと花も見える。 こちらの岸辺にもカシワバアジサイがたくさん咲いていた。 玉ねぎのような熱帯ドームが特徴的な植物園。風が止んできれいに映り込んだ。 涼しげな木陰のベンチ。 この日も黙々と働いていた自動草刈機。 まるで生きもののように進行方向をくるくる変える。その姿が可愛くてじっと目で追ってしまう。 さて、そろそろ散歩も終わり。花を見ながら帰る道。

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    k10no3 2024/06/18
  • 新緑の植物園へ Ⅰ - NIIGATAさんぽびと

    この時期になるとなんとなく足が向く県立植物園。 新緑と花を見ながらのんびり歩けば気持ちも明るくなってくる。 県立植物園の広大な敷地には池や遊歩道が整備されていて、 季節の花を楽しみながら誰でも気軽に散歩できる。 こんもりと繁った葉のなかに黄色い花をたくさん咲かせていた「ヒプリカム・カリシナム」。 別名「セイヨウキンシバイ」。 鮮やかな黄色の花びらに金糸のように伸びた雄しべ。 花言葉は「きらめき」「太陽の輝き」。見た目どおりですね。 今年も会えたローズピンクの「スモークツリー」。別名「ケムリノキ(煙の木)」。 ふわふわした部分は、花が終わった後に花茎(花の柄)が伸びたもの。 こちらは淡いピンクのスモークツリー。 あちこちでニョキニョキしていたのはカシワバアジサイ。 春から秋に向かって、花壇は花のリレーだ。 ハチにもお好みの花があるんでしょうね。 池を覆い尽くすようにスイレンの葉っぱが。 赤、

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    k10no3 2024/06/16