バンコクの王宮前広場(サナームルアン)やタマサート大学と隣接する場所に、バンコク国立博物館があります。 タイの先史時代から現王朝であるラタナコーシン朝(チャクリー王朝)にかけての文化遺産やタイの至宝とも呼べる超一級の芸術品(建築・美術品・工芸品など)が集まったタイ最大級の博物館です。 膨大な数の展示品があり、1日ではじっくり見て回ることなど到底できません。 いずれも非常に見事で見応えがあります。 僭越ながら、このブログでも、折を見てバンコク国立博物館に展示されている芸術品の紹介を行っていきたいと思います。 といっても、あくまで素人の私が得た薄っぺらい知識と感覚を元に、自分の備忘録も兼ねて興味の赴くままに書き連ねるだけですので(いつものことながら)、間違いや勘違いなどありましたらご容赦いだたくと共にご指摘ご教授いただければ幸いです。 というわけで、 第一回目は、【黒漆螺鈿経典厨子(くろうるし