ノーベル賞に沸いているけど… 日本の論文数5位に転落2008年10月10日1時31分印刷ソーシャルブックマーク 日本の最近10年間の科学系論文数の伸びは主要国中最低レベルで、数では中国、英国、ドイツに抜かれて2位から5位に転落したことがわかった。論文数はその国の「科学技術力」を示す重要な指標。ノーベル賞4人受賞にわく日本だが、先行きは必ずしも安泰とはいえないようだ。 オランダの学術情報出版社「エルゼビア」がつくっている世界中の主要学術誌の約6割をカバーするデータベースから、スペインの科学情報調査会社「スキマゴ」が集計し、07年の上位20カ国について、97年と比較した。 それによると、日本の07年の論文数は9万185本で、米国、中国、英国、ドイツに次いで5位。97年からの伸び率はわずか5%で、中国(505%)、韓国(204%)、ブラジル(159%)はもちろん、西欧諸国(22〜80%)、米国(