インフルエンザの典型的な症状は、頭痛や関節痛・筋肉痛を伴う38度を超える熱ですが、これらは通常3~5日程度で引いて治っていきます。 そして、熱が出てから48時間以内に抗ウイルス薬を用いると、約1日程度早く熱が下がるとされています。 しかし、熱がなかなか下がらない場合もあり、その時の対応法は原因によって異なります。ここでは、どのような原因で熱が下がらないことがあるのか、そしてその対応方法についてお話しします。 それはほんとうにインフルエンザによる発熱? 熱がなかなか下がらない場合、以下のような可能性が考えられます。 ・二峰性発熱(ピークが二度訪れる発熱) B型インフルエンザウイルスの感染時や乳幼児に多い現象です。熱が一度下がった後、1~2日たってからウイルスと免疫との関わりで再度発熱するというものです。この発熱は数日で治まることがほとんどで心配はいりません。 ・他のウイルスによる風邪の合併