とにかく幸せだ ― 順調に刊行される「月刊ダークタワー」に対する感想なんて、もうこれしか無いのですよ本当に。今のところは角川版で既読の部分でもあるにかかわらず、です。 冒険の旅には困難はつきものといえども、えーっ、いきなりそれかよ! と思わせるほどえらいことになるローランド。キングの作品のキャラクターは、そのほとんどがある種の「はみだしもの」ではあるけれど、旅の仲間として呼び寄せる面々のはみだしっぷりといったら尋常ではない。これほどマイナス要因ばかりで構成されていながら、1作目とは比べ物にならないほど、というかいきなり物語が爆発的に加速する『運命の三人』 そして、緩急のリズムが見事(<河の交差点>のところで涙)で、理詰めで物語が進まないと気がすまないタイプには悪夢のような、不思議なことに対する説明が無い(<カ>だから! <ケフ>だから!)ところも大好きで、なによりもキング自身も驚いていると