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ブックマーク / dailyportalz.jp (243)

  • そら豆を愛するNPO法人があった :: デイリーポータルZ

    どういう経緯か忘れたが、たぶん私がグチでもこぼしたのだろう。「そら豆って高いよねぇ」と。「一袋500円くらいするんだもん。いくら好きでも、そう気軽には買えないよ」と。 場所は新橋の居酒屋。相手は飲み友達のタカハシさん。すると彼女が妙なことを言い出した。 「そういえば、職場(彼女は某生協で地域活動を応援する仕事をしている)で知ったんだけど、そら豆のNPOが千葉にあって、そこで収穫体験が出来るらしいですよ。今度一緒に行きませんか?」 NPO? そら豆? …酔った頭には何のことやらさっぱり意味が分からなかったが、非常に魅力的なことは間違いない。「行く行く!」と答え、後日千葉に出掛けた。 (高瀬 克子) そら豆好きの集団 会の方からいただいたメールには「畑仕事の出来る格好で」と書かれていた。うーむ。やはり長を履いて行くべきだろうか。 しかし「汚れても構わない格好で…という意味だろう」と解釈し、結

  • 鉄の鱗を持つ貝がいる :: デイリーポータルZ

    とあるイベントの告知を見ていたところ、見たことのない生き物の写真が載っていた。形からして貝のようだが、なんと鱗があるのだ。図鑑で見たことのあるような太古の生き物みたいだ。調べてみるとこの貝、スケーリーフットといってなんと鉄の鱗を持っているのだという。 鉄。そして鎧。 意味がぜんぜんわからないので、ひとまず見に行くことにした。 (安藤 昌教) 海洋研究開発機構 ちらしを見てやってきたのはここ、独立行政法人海洋研究開発機構。今日はこの機構の横須賀部施設の一般公開日なのだ。「ようこそ」と書かれてはいるが、こんな難しそうな研究開発機構の一般公開を見にやってくる人っていったいどのくらいいるんだろうか。

  • 作ったTシャツをTシャツイベントで売ってみました :: デイリーポータルZ

    この前のゴールデンウィークは、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。旅行?お仕事?アサリ採り?けっこうけっこう。 私はTシャツを刷っていました。そしてそれを売りました。単純明快、家内制手工業。ゴールデンですね。 5月3・4日に九段下で開催された「Tシャツ・ラブ・サミット」で、私、Tシャツ屋になってまいりました。その制作から販売までの様子をざざーっとお伝えします。 (乙幡 啓子) Tシャツ印刷機、やっと原価償却の道へ 2年前、同イベントに売り子として参加した(記事「Tシャツのイベントで売り子になってきました」)。そのときに「自分も!」と気分が盛り上がってしまい、3万もするTシャツ印刷機「Tシャツ君」を購入してしまった。しまったはいいが、まったく使わずに2年が過ぎた。 そして今年。Tシャツ・ラブ・サミット(以下ラブサミ)の主催者、宗方さん(Tシャツブランド「ハードコアチョコレート」代表)からある

  • プラナリアをつかまえよう :: デイリーポータルZ

    プラナリア。むかし理科の教科書でみたなあ、というかたも多いのではないだろうか。からだを切ってやると、それぞれの断片から個体が再生するというヘンテコな生き物だ。トカゲの尻尾はちぎれても再生するが、ちぎれた尻尾からトカゲの身体が生えてきたらそれはもう冗談だ。そんな冗談みたいな生き物なのである、彼は。 と、そんな知識はあっても、これまで実物をみたことが一度もない。みたいぞ、プラナリア! めっきり暖かくなってきたので、プラナリアをさがしに野山へ川へでかけてみました。ニョロっとした生き物が苦手なかたは、ちょっとご注意ください。 (text by 櫻田 智也) プラナリアって多分こんなの さて、プラナリアがおもいだせない。というかたのために、記憶をたどって絵を描いてみた。教科書に載っていた挿絵の雰囲気を再現したつもりなので、これにピンとくる人もいるのではないだろうか。 ポイントは目だ。 再生するという

  • プロに包丁の研ぎ方を習いたい :: デイリーポータルZ

    料理を楽しく作るコツは、材を自分で手に入れることと、よく切れる包丁を使うことにあると思う。 前者は海やら山やらベランダやらで年がら年中やっているからいいとして、問題は後者だ。一応普段から自己流で包丁を研いでいるのだが、ぜひ一度プロに包丁の研ぎ方を習っておきたい。 そんなことを考えていたら、以前、包丁作り(参照:鉄を打って包丁を作ってきた)でお世話になった古川商店さんから、包丁の研ぎ方教室がおこなわれるという連絡をいただいた。待ってました! (text by 玉置 豊) 包丁を持って千葉の刃物屋へ 研ぎ方教室を受講するのに必要な道具は、包丁、砥石、タオル。参加費は525円と格安。 せっかくの機会なので、家にあるいろいろな包丁を持って行くことにした。職務質問されないことを祈りながら。

  • レンコンの穴には何でも突っ込める :: デイリーポータルZ

    の方には大変申し訳ないが、長いこと「カラシ蓮根って、一体どこがおいしいんだろう」と思っていた。 その概念がひっくり返ったのは去年のことである。某居酒屋で「これおいしいよ」と薦められ、べてみたとこ ろ素晴らしくおいしかったのだ。 カラシ入りの味噌がパンパンに詰まった蓮根は、衣を付けた状態でカラリと揚がっている。シャクシャクした歯触りの蓮根と、ほどよく辛い味噌。そしてそれを包み込む揚げ衣。こんな素晴らしい酒の肴があったのか! と驚くと同時に、自分の無知を恥じた。 今まですみませんでした。お詫びのしるしに、思う存分 詰めさせていただきます。ただしカラシ以外ですが。 (高瀬 克子)

  • @nifty:デイリーポータルZ:花見にどう? インスタント醤油ゆで卵

    花見で、「みんな一品持ち寄ってね」と事前に言われた時、ゆで卵を持って行くことにしている。 もちろん塩とマヨネーズも持参だ。 ビニール袋に大量に入った卵を出すと、なぜか笑われる。「なんで卵!?」とか言われる。 だけれども、みんな、一個づつはう。 必ずハケる。 花見テンションに、丁度いいらしい。 「あったらべるけど…」「酒のツマミにはいいかも…」という立ち位置のべ物であるらしい。 (text by 大塚 幸代) しかしなぜ、私はゆで卵を持っていってしまうのだろうか。 そもそも、ウチの母がザックリしていて、「可愛いお弁当」を娘に持たせる、という発想のない人だった…というのが、原因な気がする。 遠足のランチは、のり弁に茶色いおかず。あとは、ビニール袋に入った、ゆで卵がどーん。 子供心に「家業が多忙とはいえ、もうちょっと何とかならないのだろうか」と思っていた。まあ卵自体は美味しいので、あれば

  • エビの味がする魚、ヒメコダイ :: デイリーポータルZ

    神奈川でよく釣りをしている友達から、「エビの味がする魚が釣れるんだよ」という話を聞いた。 その魚はヒメコダイという魚で、神奈川県は三浦半島の西側に広がる相模湾の水深80メートルくらいで釣れるらしい。 “エビでタイを釣る”というのは聞いたことがあるが、“エビの味がするタイ”というのは初耳だ。 とても気になるので、釣ってべてみることにした。 (text by 玉置 豊) ヒメコダイを求めて相模湾へ 天気のいい休日、さっそくヒメコダイの情報をくれた友人が所有するボートに乗って、相模湾にヒメコダイを釣りにいった。ヒメコダイを釣りにいったというか、命はアマダイで、ヒメコダイは外道なんだけれど。 さてヒメコダイ、どんな魚なんだろう。

  • 「痕跡本」ってなに? :: デイリーポータルZ

    「最初は……道ばたで、高校生の女の子が書いたと思われる、手紙を拾ったのがキッカケなんです。 封筒にも入ってなくて、ただ中身だけ、ぽろっと落ちていたんです。誰が誰に向けて書いたのかも分からないけれど、内容的にはラブレターでした。6、7年前のことです。 僕はその頃、映像作品を作っていたんですが、人間が考えて作りこむものって限界があるのではないか、と悩んでいて…。物の手紙を拾って、ハッとしたんです。これすごいな、ヒトの質だなって。 その後、古店で働く機会があって。持ち主の『痕跡』の残ったが興味深くて、収集していった…、といういきさつです」 元の持ち主の痕跡が残るを集めた展示……『痕跡フェア』主宰・古沢和宏さんは、そう言って、たちを見せてくれた。 (text by 大塚 幸代) 「これ、Q&A方式のに、いろいろと書き込んであるんですよ」 ――うわ、痕跡どころか、書き込みまくりですね

  • 雪上車に乗って岩盤浴に行きたい :: デイリーポータルZ

    なにげなく駅で手に取った温泉旅行のパンフレットに、「雪上車で行く源泉・大噴と玉川温泉の岩盤浴」という記載とともに、なんとも魅力的な車が載っていた。 それが右の写真なのだが、普通のバスにタイヤだけキャタピラという異形の車。かっこよすぎる。 岩盤浴とやらの魅力はよくわからないが、雪上車にはぜひ乗りたいので、玉川温泉までいくことにした。 (text by 玉置 豊) 雪上車に乗るまでの長い道のり 雪の上の車と書いて雪上車。そんな雪上車に乗るためには、当然雪深い山の中まで行かないといけない。今回目指す玉川温泉もそんなところにあるらしい。 まず東京駅を午前8時28分の秋田新幹線こまちに乗り、そこから田沢湖駅まで移動。

  • 韓国式トーストをつくろう :: デイリーポータルZ

    前に、どこかの雑誌で見て、存在は知っていた。 韓国には、日のとはチョット違う、韓国式トーストがあって、ファーストフードとしてよくべられている…ということを。 実は去年、外語祭(東京外国語大学の学園祭、各国料理の屋台が出ることで有名)に屋台が出ていた。「うわー、べてみたい!」と思ってチェックしていたのだが、ビール飲みながら、羊肉串焼き肉やら石狩鍋やらミャンマー風そうめんやらべているうちに、うっかりべ損ねた。 先日、フトそのことを思い出して、猛烈にべてみたくなり、韓国が好きでよく遊びに行く人に、「アレべたことある? 作り方わかる?」と訊いてみたのだが…。 「あれねえ、屋台で売ってるの。パンにマーガリン付けて、鉄板で両面焼くのよ、ジュジューっと」 ---鉄板なのね。で、中身は? 「野菜の千切りみたいなのと、卵、だねえ…、あとはお好みでチーズとかハムとか」 ---ふむふむ。 「そうそ

  • 大盛りハンバーガー“タワーバーガー”を喰らう!! :: デイリーポータルZ

    ハンバーガーが好きだ。 今までの人生の中でべたハンバーガーは何個ぐらいだろうか。様々な形の、様々な具の入ったハンバーガーをべてきた。 ところで、アメリカ映画かなんかで何重にも積み重ねられたハンバーガーをべているシーンがあって、いつかそういうハンバーガーをべてみたいと思った。メガマックなんかよりもっと大きい、幾重にも重なったハンバーガーを。 ネットで調べたらそういうハンバーガーを出すお店が新宿にあった。探しものは意外と近くに。さっそくべに行ってみようと思う。 (text by 梅田カズヒコ) 大盛り企画復帰記念! 自分の話で恐縮だが、当サイトで僕はことあるごとに『大盛り』にまつわる記事を書いてきた。それはさかのぼること3年半ほど前のこの記事からだ。 インドのとなりは板橋区(2004年9月に掲載された記事) これ以来、大盛り・ドカ盛りの魅力に魅了されてきた僕は、ことあるごとに大盛り

  • 「捕らえられた宇宙人」がエコバッグに :: デイリーポータルZ

    レジ袋削減のための「エコバッグ」は、いまや世間に深く浸透しつつあるグッズだ。レジで「袋要らないです」と言って、ペラペラの薄いナイロンバッグを取り出す人々の姿をひんぱんに見かけるし、雑貨店にはエコバッグのコーナーがカラフルに幅を利かせている。ゴミを減らして無駄をなくそう、という意識が高まるのはいいことだ。 しかし・・・実は私、エコバッグをちょっと敬遠していた。「エコって言ってりゃいい」みたいに聞こえる場合もあり、あるいは高級ブランドのエコバッグを買うのに行列、とか、そういった話が聞こえてくると、なんだかなあという感じで、どうにも処理できない感情が胸に去来する。エコが悪いのではない、なんというか・・・「皆いっせいに一方向に押し寄せる」姿が苦手なのだ。 そうとばかりも言っていられません。地球は確実に暑くなっている。ならば、私ならこうする!というエコバッグを作ってみようではないか。先週に引き続き、

  • カキいっぱいのカキオコを作ろう! :: デイリーポータルZ

    春の気配(スギ花粉とか)を運んでくる風も吹き、そろそろ冬も終わりかなというこの季節。この時期、無性にべたくなるものといえば、昨年岡山県の日生(ひなせ)でべた、ぷっくりしたカキがたっぷりと乗ったカキお好み焼き、通称カキオコだ。 ※くわしくはこちらの記事をご覧ください。 今シーズンはちょっと岡山までべにいく時間がないので、自宅でカキオコ作りにチャレンジしてみた。 (text by 玉置 豊) カキオコとは何か 日生でべたカキオコ、抜群に美味しかった。 まず日生のお好み焼きの特徴は、青い部分の多いネギ、甘みの強いタイメイソース、味に変化を持たせるマヨネーズと一味唐辛子のトッピングだ。 焼き方等は後述するが、関西風とも広島風とも異なる、日生特有のお好み焼きなのである。これに日生産の新鮮なカキをたっぷりとトッピングしたのがカキオコだ。 日生に一回いっただけの私がカキオコについて語るのもおこが

  • 駅そばの文体が変わってきている :: デイリーポータルZ

    JR東日の駅にある立ちいそば「あじさい茶屋」。 定番メニューのほかに季節ごとの特別メニューがあり、特別メニューは店頭の大きな幕で告知される。 その告知の文章がいつからかものすごく華やいだ文章になっていることに気づいた。若者のメールのようなのだ。面白いので意識してみていたら、告知の文章にストーリーが見えてきた。僕だけかもしれないが、見えてしまったのだ。 身近なところで起きている変化をご紹介します。(林 雄司)

  • 絶滅危惧種アパート :: デイリーポータルZ

    ぼくはふだんは団地の写真を撮っている者として知られているのだが、最近別のものも気になりだした。それはアパートだ。今回はぼくが愛してやまないアパート建築をご紹介したい。 (text by 大山 顕) ■アパートっていじらしい みなさん、日に住む庶民ならだれしもアパートを見たことがあるはずだ。住んでいた、あるいはいままさに住んでいる、という方もいらっしゃると思う。今回みなさんにぜひその魅力を再認識していただきたいのは、そのアパートだ。いったいアパートのどこが魅力的なんだよ、という方もいらっしゃると思う。まあ、とにかくぼくがすてきだなあ、と思ったアパートをご覧いただけば気づくと思うよ。

  • アレシボ・メッセージをマフラーにして宇宙人に備える :: デイリーポータルZ

    1974年、プエルトリコのアレシボ天文台から宇宙に向けて発信されたメッセージ、それが「アレシボ・メッセージ」だ。この電波メッセージには地球や人類についての簡潔な情報が込められていて、もし地球外に知的生命体がいれば、これをキャッチして解読することも可能かもしれないというもの。 ところでこのアレシボ・メッセージ、マフラーの柄にちょうどいいのだ。 もうマフラーとか言ってる時期でもないので、急いで編んでしまいたい。そして宇宙人にそなえよう。 (乙幡 啓子) 色つきの2進数ではありません そのアレシボ・メッセージとは、こういうものだ(下写真)。ご覧になったことのある方も多いだろう。 詳しい説明はウィキペディアに譲るが、1から10までの数字やDNAの2重螺旋、人類のかたち、地球の位置・・・それらがこの73行×23列のメッセージに込められ、25000光年先の球状星団M13へ向けて発信されたのだ。 当に

  • 国際フィッシングショーを熱くレポート! :: デイリーポータルZ

    釣り人達にとって年に一度の祭典といえば、もちろん国際フィッシングショーである。 である、といきなり言い切られても、釣りをしない人にとってはなにをやるイベントなのかがまったくイメージできないのではないだろうか。 そこで今回は、パシフィコ横浜でおこなわれた国際フィッシングショー2008の様子を、熱気ムンムンでレポートしたいと思う。 一般的なデイリー読者にとっては10年分くらいに値する膨大な釣り情報をどうぞ。釣りをしない人でも楽しめますよ。たぶん。 (text by 玉置 豊) 会場内はモーターショーっぽい フィッシングショーというと釣りのイベントだから、いったことのない人はアウトドアっぽい雰囲気の会場を想像するかもしれないが、実際にいってみるとこれがモーターショーっぽいのだ。 アルミパイプで立体的に構成された各ブースがどれも自動車関係に見える。近寄ってみると「FISHING TACKLE」とか

  • 長崎の巨大要塞 :: デイリーポータルZ

    坂の町・長崎では、山の斜面に家がバンバン建っている。 その様子を、「防御力高そう」とか「みっちり」とこれまで表現してきた。 が、ある日ふと 「これらを夜撮ったらどうなるんだろう?」 と思いついた。 ブレーメンの音楽隊では、ロバと犬ととニワトリが積み重なりその影が怪物に見えたわけだが、長崎の縦に積み重なった家々も夜見たら巨大なひとつの要塞みたいに見えるのではないか? (text by T・斎藤)

  • 水族館の水槽の裏には何があるの? :: デイリーポータルZ

    水族館の水槽の裏には、どんな世界がひろがっているのだろう。動物園はなんとなく想像がつくが、水族館はまったく想像がつかない。 その疑問を解消してくれる「バックヤードツアー」に参加してきた。 (text by ほそいあや) アクアマリンふくしま 今回訪れたのは福島県の水族館。 大きいので普通に見るだけでも楽しいが、イベントも充実している。バックヤードツアーも一日に数回あるので参加しやすい。 もちろんバックヤードツアーを行っている水族館は他にも沢山ある。