妄烈！パンズラノート | 長谷川町蔵の文章2012/11/16 妄烈！パンズラノート ギレルモ・デル＝トロの06年作『パンズ・ラビリンス』アイディア・ノート。 マジカル＆壮絶。ライフログならぬ妄想ログだ！デル＝トロの頭の中で完全に映画が出来上がっていたことが分かる。 彼は物語のヒロインが持っていたような皮表紙のノートに、４年間もの間こうしたスケッチをひたすら描きこんでいたという。 あろうことか、彼は映画を撮影前にこれをロンドンでタクシーに置き忘れてしまい、走って追いかけたが捕まらず、別のタクシーを捕まえて追いかけたものの結局捕まらなかったらしい。これを忘れたら普通の人なら発狂する！ しかし2日後、ドライバーが無事デル＝トロに返却、大喜びした彼はドライバーに900ドルの謝礼を支払ったそうだ。 濃厚にもほどがあるパンズラ・ノートを見て、アイディアはネットに書き散らさずに紙に描いた方がいいと痛感。たとえどこかに置き忘れるリスクが
長谷川町蔵の文章: ロキ君、天国へ
