1カ月1万円で社会人は大学で学べます――。愛知文教大学(愛知県小牧市)のこんな優遇措置が好評だ。格安の学費に、「大卒」や資格の取得を狙う人たちだけでなく、カルチャーセンターに飽き足らず一段上の生涯学習を求める人たちも引きつけているようだ。 この措置は、40歳以上が対象。入試に筆記はなく、面接で合否が決まる。入学金は免除され、一般の学生の場合は年間約110万円かかる学費が12万円で済む。 同大は1998年に「社会人学生を積極的に受け入れる」という条件で文部科学省に設立を認可された経緯がある。ところが、小牧市郊外で通学が不便なこともあり、当初は社会人がほとんど集まらなかった。 そこで2005年度に年間6万円の社会人優遇措置を始めた。すると毎年20人前後の応募があり、現在は社会人が全学生330人のうち68人を占めるまでになった。 さすがに「6万円は安すぎる」という声が学内から出て、今年度