株式会社 日経BP 〒105-8308 東京都港区虎ノ門4丁目3番12号 →GoogleMapでみる <最寄り駅> 東京メトロ日比谷線「神谷町駅」4b出口より徒歩5分 東京メトロ南北線 「六本木一丁目駅」泉ガーデン出口より徒歩7分
(もり・ひろし=新語ウォッチャー) 最近、若い世代の間で「どんだけぇ〜?」という言い回しがはやっている。何かに驚いたり、共感した場合に使う。さらに非難する場合にも使える用途の広い感嘆詞だ。元々ギャル系の女性の間で流行っていたものが、最近、一般人にも広まりつつある。もしかしたら、これが今年を代表する流行語に化けるかもしれない。 例えば、こんな具合に使う。まずは共感する場合。「私、連休中ずっと仕事だったんですけど」「どんだけぇ〜?」。非難する場合には、「あいつさ、自分で自分のことを『可愛い』とか思ってね?」、「ちょっと、どんだけぇ〜?」などとやりとりする。 使われ方から推測すると、「どんだけぇ〜?」は「どんだけ○○なんだよ」というツッコミ表現を略した感嘆詞だと思われる。したがって、ツッコミが発生するあらゆる状況で使える。もちろんノリツッコミ(自分でボケて自分でツッコむ話法)の場面にも応用
アマゾンと、ロングテールに関する“大きな勘違い” 第4回 ネット・エコノミー解体新書 2006年9月7日 木曜日 磯崎 哲也 Web2.0を特徴づけるキーワードとして「ロングテール」というキーワードが使われることが多い。通常の店舗では品目数上位20%が全体の売り上げの80%を占めるのが普通だが、ネットのビジネスでは残り80%の品目の売り上げが上位20%の売り上げを上回る(図1)──代表例はアマゾン(amazon.com)だ──というように表現されることが多い。 しかし、ちょっと待っていただきたい。 まず第一に、通常の店舗より多い品目数を扱えるというのは、ホントに「Web2.0」の特徴なのか? ネットのほうが品目数をたくさん扱えるのは、94年にアマゾンが創業されてからずっとそうだったのではないのか? Web1.0か2.0か、というのは単なる言葉の定義の問題ではあるが、2.0のほうが、より「進
経営感覚が鋭い上海のタクシー運転手が話題に 前回のコラムでは、私が社外取締役を勤める日系部品メーカーの例を紹介した。加工コストを知らず赤字のまま、ユーザーの家電メーカーの値下げ要求を受け入れ続けながら仕事を受注していた現状を変えたい、という趣旨であった。 このメッセージを日本人幹部に伝えるために、あるエピソードを交えたメールをそれぞれの日本人幹部に送った。2006年3月ごろ中国で話題になり多くのメディアで記事になった「スーパータクシー運転手」の話題だ。この話題は日本ではあまり知られていないので、今回のコラムで読者にも紹介したい。その運転手は、「上海大衆タクシー」に勤めている。事の発端はこのタクシーに乗ったマイクロソフト中国の幹部が書いたブログだった。その内容を紹介する。 オフィスビルを出て空港に向かう幹部の前に、一台のタクシーがまっすぐ走ってきて止まった。運転手は、オフィスビルを2周
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