STM32CubeIDEでprintfを使う時、UARTを採用することが多いと思いますが、いつもUARTが余っているとは限りません。実はSWOでもprintfを利用することができます。本記事では、SWOを使ってprintfする方法をわかりやすく解説します。 はじめに下記の画像をご覧になってください。デバッグ実行中の画面をキャプチャしてものです。printf出力が画面下部のコンソールに出力されているのがわかると思います。 SWO出力を使うことでSWDの線だけでこれを実現することができます。 SWDとかSWOとかよくわからないですか?その場合は、ST-Linkが繋がってればprintfが使えるようになる、とだけ認識してくれれば大丈夫ですよ。 それでは具体的にその実現方法を解説していきます。 1.前提条件 今回は下記の環境を前提に話を進めます。STLinkはNUCLEO-F401REに実装されて