玄葉外相は6日の記者会見で、シリア政府が5日、日本政府に対し、鈴木敏郎駐シリア日本大使を「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」と通告し、受け入れを拒否したと発表した。 鈴木大使は3月からヨルダンに退避して業務にあたっている。日本政府が5月30日、シリアでの市民殺害に抗議し、アルハバシュ駐日シリア大使に国外退去を求めたことへの対抗措置とみられる。 外務省によると、日本人外交官がペルソナ・ノン・グラータに認定されたのは初めてという。 日本政府は5日、アルハバシュ大使をペルソナ・ノン・グラータと認定した。日本政府による認定は戦後3例目。大使は同日、出国した。