インターネットで成功するための重要な要素としてユーザビリティが認知されたのはよいことである。今では、業界カンファレンスの講演者も、「Coolなサイト」を作るよりも、ユーザ体験のよしあしの方が重要だと言うのが普通になった。 だが、悪いニュースもある。ほとんどのサイトが、真のユーザビリティにつながらない間違った方法論を導入しているのだ。中にはまったく意味のない方法論もあれば、間違いの元になるようなものもある。 意見ではなく利用状況を 伝統的なマーケットリサーチの方法論は、ウェブでは通用しない。根本的な問題として、ユーザが何を求めているか聞くことができないし、また彼らの回答が、実際に接続状況に入ったときの行動と関連があるという期待もできないということがあげられる。 フォーカスグループは、そのまま間違いにつながりやすい。サイトでどんなものが見たいかテーブルを囲んで話をする時には、表面的な事項に話題
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