『社会的コスト』でしかない老後など、送りたくない 私も昨年、ついに40歳を迎えた。40歳といえば、人生80年のちょうど半分だ。自然と『死』について考えることが増えてくる。 死について考えれば考えるほど、現代社会において、長生きはリスクでしかないと思えてくる。年末田舎へ帰省し、ますます老い、死期の差し迫った祖父母を見て、その気持ちはますます強くなっていった。 身体も頭脳も精神も老い衰え、ちょっとそこまで外出する程度の健康すらも失い、痴呆が進み、人生を楽しむ気力も無くなり、ただただ、生きているだけの人生。自分の食い扶持すら稼げなくなり、介護や老人ホーム等で、健康面でも金銭面でも家族や周囲に負担をかけながら、若い世代が支払ってくれている年金で「生かしていただいている」だけの、社会にとって、ただただ、コストでしかない人生。 そんな、生きているだけで負債となるような人生を、私は送りたくはない。こんな