新型コロナウイルスの感染拡大の影で、事情があって別居する親子が苦境に立たされています。 子どもに会えなくなってしまった父親を取材しました。 ――Q:会いたくなりますよね 【松尾高博さん(43)】 「もちろん、会いたいですよ」 滋賀県に住む松尾高博さん(43)。 2年前に家を出ていった妻とは親権を争っています。6歳の娘と4歳の息子に会えるのは月1回2時間のみ。家庭裁判所が許したわずかな面会時間です。 しかし… 【松尾高博さん(43)】 「どうしてそんな簡単に子どもと会う約束、大切な時間を諦めてしまうのかと思って。子どもの成長って、幼いので早い。1日1日が大切な時間」 今年3月、裁判所に面会場所として指定されていた支援団体が新型コロナウイルスの影響で活動を停止。 妻からは団体を通じて「面会は遠慮してほしい」とだけ告げられ、その後子どもたちと会える見込みは立っていません。 【松尾高博さん(43)