あいちトリエンナーレが閉幕し記者の質問に答える津田大介芸術監督=名古屋市東区の愛知芸術文化センターで2019年10月14日午後7時10分、兵藤公治撮影 安倍政権の7年8カ月は表現者にとっては息苦しい時代だった。表現の自由に揺れた「あいちトリエンナーレ2019」は、その息苦しさの象徴だろう。芸術監督を務めたジャーナリストの津田大介氏は、安倍政権の終わり、菅新政権発足に、何を思うのか。【木許はるみ/統合デジタル取材センター】 自民はネット戦略に注力して支持を広げた ――安倍晋三前首相が辞任を表明した時、津田さんは「それにしても8年は長かった」とツイートしました。 ◆政権維持だけが目的化したような後半4年はとても長く感じました。安倍政権は前半と後半を分けて考える必要があると思います。前半は…