『【小論文】ハラール認証とムスリム』
岩口さん「アラブ・北アフリカ法専門研究者・兼コンサルタント」 北アフリカ法研究者（筑波大院卒）、アラブ中東ビジネス関連法コンサルタント、A.CS東京（アラブ・コンサルティングサービス東京）代表 関心分野：チュニジア法・モロッコ法 【小論文】ハラール認証とムスリム ハラール認証の筆頭は、マレーシア政府機関の一部であるJAKIM（マレーシア・イスラム開発局）という団体が発行している認証（認証制度）です。そして日本の認証団体のほとんどが検査士の講習を受けていて、JAKIMシステムをトレースしている類似認証団体です。 マレーシアは、人口の6割をマレー系、3割を華人系、1割をインド系が居住する国家です。またイスラーム教が国教であり、マレー系を中心に広く信仰されています。マレーシア政府は、重点政策「ハラール・ハブ化」を押し進めました。つまり国際経済政策として自国のハラール認証を推進しています。自国のハ
ハラール認証の取得手続き | 貿易・投資相談Q&A - 国・地域別に見る - ジェトロ
質問 イスラーム諸国に食品を輸出する際に「ハラール認証」が必要と聞きました。ハラール認証とは何ですか。 ハラール（HALAL）とは「合法」や「許された」を意味するアラビア語で、立法者であるアッラーが人類に示した規範「シャリーア（イスラーム法）」に則った状態を指します。ハラールは食品にも適用され、イスラーム法上合法な食品を、ハラール食品といいます。食品のハラール認証とは、各国政府機関やイスラーム団体が定めた制度に基づき、イスラーム法上合法であると当該機関や団体に認証されることです。 I. ハラール認証 イスラーム教では、豚やアルコール、ハラールな方法で処理されていない肉などを食用にすることを禁じているため、イスラーム信徒は豚肉・豚脂などの豚由来成分、ゼラチン（豚由来やイスラーム法に則ってと畜されていない食肉動物由来）、アルコール飲料やそれを使った保存料、みりん、料理酒などを含んだもの、ハラー
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