韓国・平昌冬季五輪への選手団の派遣を認めず――。国家ぐるみのドーピング問題を指摘されているロシアに対し、国際オリンピック委員会(IOC)が決断を下した。「妥当な結論」「全面的に締め出すべきだ」。五輪開幕が来年2月に迫る中、日本国内の関係者の受け止め方は様々だ。 元フィギュアスケート選手で2010年バンクーバー五輪に出場した小塚崇彦さん(28)は、IOCの決定を「重い決定に見えても妥当な結論。今後の五輪のあり方の一つの指標になる」と話す。 IOCの決定は、反ドーピングに取り組む姿勢を打ち出す一方、潔白が証明された選手個人には参加の道を残した。小塚さんは「ドーピング問題にしっかり取り組まないと、五輪の価値を下げることになる。かといって、個人を含めて連帯責任をとらされると五輪精神に反する気もする。自分が選手の立場だったら、個人的に出場できる道が残されたのでありがたいと思う」と話した。 「個人とし