少し離れた路線どうしを結ぶ「短絡線」。中にはすでに役割を終えて廃止されたものもたくさんあります。なぜ建設され、そして廃止されたのでしょうか。痕跡を探しつつ、5路線を紹介します。 ニョロっと枝分かれ「短絡線」 2つの鉄道路線が直交していたり少し離れて並行していたりする場合、その間に短い線路を建設し、列車が行き来できるようにすることがあります。その線路は往々にして短絡線と呼ばれます。用途は様々ですが、すでに役目を終えて廃止となった短絡線もたくさん存在します。 ここではそのような短絡線を5つ挙げ、現在どうなっているのかも紹介します。今ではすっかり風景の一部に溶け込んだ短絡線がある一方、その痕跡をしっかりとたどれる場所など、その姿はまちまちです。 連合軍羽田空港専用線 拡大画像 高架線になっても、空港線がほぼ直角に本線から分かれる京急蒲田駅(2021年11月、児山 計撮影)。 東京都大田区にある東