遺言 作者:岡田 斗司夫発売日: 2010/10/23メディア: 単行本 岡田斗司夫最後の単著として発行されるにふさわしいダイコン・ゼネラルプロダクツ・ガイナックスのプロデューサ・経営者としての回顧録を中心としてのおたく論、作劇論、さらにはそれらが生きる社会に至る思考の集大成です。 私は2010年の出版段階で既にこの本の元になった一連のイベントのレポートを一通り見ており、それ以前に「ひとり夜話」シリーズもほぼ全て見ているため、本書の思考システムは既に身体の一部であり、全く新たにどうという部分は少ないです。今本書について何かを書くのは、常識をただ常識として思い出す事が難しい状態にあります。ですがそれでも、語り直しの力により素晴らしく面白いものとなっていました。 物語にとってのテーマとは? なぜ作品を作るのか、今の自分の認識をそのまま出し切ること。それにより作家は最大の力を生み出す。観客は別に
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