JR東海は3日、超電導リニアの新型車両「L0(エル・ゼロ)系」の調整試験を、山梨県都留市の山梨リニア実験線で公開した。 L0系は、2027年の開業を目指しているリニア中央新幹線の車両として、初めて営業を前提に導入された。設計上の最高時速は550キロで、断面は四角形に近く、客室空間を確保した。昨年11月から順次、実験線の車両基地に運び込み、機器の調整をしてきた。3日は初めて実験線の本線に5両編成(全長約130メートル)で姿を現し、保守用車両に押され、ゆっくり車輪走行した。 9月から本格的な走行試験を開始し、将来的には12両編成で試験をする計画だ。