【動画】鳥獣人物戯画 和紙の表裏をはがす様子を再現会見で、和紙を2枚にはがすことで裏に絵が写る過程が実演された=15日午後、京都市東山区の京都国立博物館、飯塚晋一撮影 動物たちを擬人化して描き、「日本最古の漫画」とも評される国宝・鳥獣人物戯画(鳥獣戯画)の一部で、和紙の表と裏に描かれた原画を後世にはがして両面を台紙に貼りつけ、絵巻物に仕立て直していたことが、保存修理を進めている京都国立博物館の調査でわかった。同館と所有者の高山寺(京都市)が15日発表した。こうした絵巻物の制作技法が解明されたのは初めてという。 修理は朝日新聞文化財団の文化財保護助成事業の一環で、2009年から進められている。同館によると、補修に伴う事前調査で、全巻にわたって不自然な墨の跡が100カ所以上、点在しているのが確認された。絵柄を反転させるなどした結果、絵の裏側に描かれていた別の絵の墨がにじんでできたと判明
阪神間で戦後、活躍した前衛美術集団「具体」のコレクションなどで知られる芦屋市立美術博物館(同市伊勢町)の学芸員4人全員が、大幅な人件費削減などに反発し、3月末で退職することが18日、明らかになった。学芸員の一斉退職は異例で、同館への寄託品の引き揚げを検討する所有者もあり、地域の文化を伝えるコレクションが散逸する恐れも出ている。(神谷千晶) 学芸員は、同博物館を運営するNPO法人「芦屋ミュージアム・マネジメント(AMM)」に所属。18日夜、芦屋市役所で事務職員を含む計5人が会見を開き、2010年度末での退職の意向を表明した。 同館は1991年に開館。財政難などから2006年以降、AMMに業務を委託した。学芸員は市職員からAMM職員になって仕事を続けていた。 市はさらに2011年度から指定管理者制度の導入を決定。今年1月、AMMと小学館集英社プロダクションなどを含む団体を指定管理者に選定した。
西武渋谷店、苦情だけを重視 後味悪いサブカル展の中止2011年2月17日15時2分 西武渋谷店の「SHIBU Culture」展の展示作品の一つ、松山賢「盛りガール(G.M.)」(2011年) 後味の悪い中止騒動だった。東京・渋谷にある百貨店西武渋谷店が2日、「SHIBU Culture(シブ・カルチャー)〜デパートdeサブカル」展を会期途中で中止した。25人の作品約100点が並ぶ展覧会で、会期は1月25日から2月6日までのはずだった。 西武渋谷店の広報担当者によると、苦情を告げる個人からの電子メールがきっかけだった。数件あり、どれも「百貨店にふさわしくない」という内容。具体的な作品名は無かったが、西武は展示を再検討して中止を決めた。担当者は「一件でも苦情があれば真剣に対応する。不快に感じるお客さんがいる以上、続けられないと判断した」と話す。 そもそもどんな展覧会だったのか。西武は「詳細に
京都精華大学はこのほど、同大マンガ学部生の卒業制作を閲覧できるサイトをオープンした。2010年度、09年度に制作された漫画やアニメ、小説、イラストなど140作品を掲載している。 作品を閲覧したり、作者にメッセージを送ったりできる。作品をお気に入り保存する機能や、Facebookのいいね!ボタン、Twitterへの投稿ボタンなども備えた。作品をジャンル・年度ごとに閲覧したり、キーワード検索することも可能だ。 関連記事 絵が描けなくても漫画が簡単に制作できる“夢のソフト”「コミPo!」製品化へ 絵が描けなくても、マウスを使ってキャラなどをコマに配置していけば漫画が制作できる「夢のコミックシーケンサー」をうたう「コミPo!」が12月に発売される。簡単な操作で漫画らしい表現の作品を作れるようになっている。 得体の知れないものになった」――「pixiv」急成長、社名も「ピクシブ」に 「ネットの世界に
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