前橋市が運営する芸術文化施設「アーツ前橋」が保管していた木版画などの作品を紛失した問題で、紛失を隠蔽しようとするなど不適切な対応があったとして市から処分を受けた館長が、25日会見を開き、指摘された「隠蔽やうそはなかった」と否定しました。 この問題は去年、前橋市が運営する芸術文化施設「アーツ前橋」で、保管していた作品を紛失したことを受けて調査をした市が24日、館長が「作品はそもそも所有者から借用していない」とうそを言って紛失を隠蔽するなどの案を示したため所有者への報告が遅れたなどとする調査結果と、不適切な対応だったとして訓告の処分にすることを発表していました。 これを受けて「アーツ前橋」の住友文彦館長が25日会見を開き、「作品の管理に関する問題は自分自身の責任で、所有する作者の遺族には深くおわび申し上げます」と陳謝した一方、市の調査結果については、「作品がなくなった原因の調査はほとんどなされ