11月27日に行われた参議院予算委員会で、インバウンド需要における「稼ぐ力」のポテンシャルについて、観光や食とともに現代アートへの言及が行われた。発言者は参議院議員の吉川ゆうみ、文部科学大臣の盛山正仁、内閣総理大臣の岸田文雄 インバウンド戦略としてアートを活用するのは必要不可欠11月27日に行われた参議院予算委員会で、参議院議員の吉川ゆうみから「現代アートを“稼ぐ力に”」という提言がなされた。 吉川議員は、日本の財源のために地域づくり、観光、農業、漁業を「稼げる」という観点で活発化させるため、政府の支援が必要であると主張。そのなかで現代アートを核にした「稼ぐ力」も重要視すべきと述べた。 アートバーゼルとUBSによるアートマーケットのレポートで、世界の富裕層のアートへの投資配分は5%から20%以上と推定され、富裕層はアート、とくに現代アートへの関心が非常に高いとして、「日本の(海外)富裕層に