天才はチャンスをどのようにつかんでいるのか 「幸運は勇者に味方する」は古代ローマ時代の格言で、大プリニウス、プブリウス・テレンティウス・アフェル、ウェルギリウスそれぞれの言葉とする説がある。勇者になるというのは、チャンスをつかもうとするという意味だ。 でも、チャンスをつかむとは? それって、実現可能性が不確実で、50対50であってもアクションを起こそうとする、ということだろうか? それとも、「まったくの偶然さ」というように、純粋にセレンディピティに賭ける、ということだろうか? フェイスブック創業者のマーク・ザッカーバーグは、リスクを計算したり、セレンディピティに賭けたりして自分を追いつめることはしていない。 社会に与える影響力で天才を測れるなら、ザッカーバーグが天才のレッテルを否定されることは、まずないだろう。 確かに、ザッカーバーグは最近、プライバシー問題で連邦取引委員会および全米47州