5月5日、西武vs.日本ハム戦の1回表。この試合最初の対決では、中田をショートへの併殺打に打ち取った菊池。 「平成の名勝負」ならぬ「平成生まれの名勝負」である。 平成元年4月生まれでプロ入団6年目、日本ハム・中田翔。 平成3年6月生まれでプロ入団4年目、西武・菊池雄星。 この2人が、痺れるような対決を続けている。 5月5日の対戦で今季すでに3度目という両者の対決は、2人の勝負そのものがチームの勝敗に直結しているというほどの熱さとなった。 2人にはいくつかの共通点がある。ともに高校野球のスターとして甲子園を沸かせ、ドラフト前にはメジャー数球団が食指を伸ばしたという逸材であったということ。重複指名を経て、ドラフト1位での入団だった。 入団1年目は春季キャンプから一軍入りするなど期待されながら、シーズンが開幕したころには二軍降格。1年目は日の目を見ず、一軍デビューは2年目からという道のりを2人は