駅構内の注意書きの札や非常ボタンのそば、さらにはデパートなどの店員の名札まで、実はいたるところで目にする機会のある、特徴的な丸ゴシック体。これは印刷・Web表示用のフォントではなく、JIS規格で定められた「機械彫刻用標準書体」。その名の通り、機械彫刻で刻印するために設計されたものだ。 そんな「機械彫刻用標準書体」の魅力に迫るトークショー「もじ部特別編:機械彫刻用標準書体の原図を見ながらあれこれ話そう~駅の案内表示板でよく見るかわいい丸ゴシック体の謎に迫る」が、東京都・青山ブックセンターにて開催された。本稿では、その模様の一部をお届けする。 「厳密なのに自由な」フォント? この催しは、書籍「もじ部 書体デザイナーに聞くデザインの背景・フォント選びと使い方のコツ」の刊行記念で行われた。ゲストとして、同書にも登場する書体デザイナーの鳥海修氏と書体史研究者 / 書体デザイナーの小宮山博史氏、そして
株式会社博報堂(東京都港区、代表取締役社長:戸田裕一)のプロダクト・イノベーション・チーム「monom(モノム)」は、第三弾の自主開発プロダクトとして、すべてのぬいぐるみをおしゃべりにするボタン型おしゃべりスピーカーPechat(ペチャット)を開発しました。 Pechatは、monomと博報堂DYグループの博報堂アイ・スタジオのデジタルクリエイティブラボ「HACKist(ハックイスト)」が共同で開発した、ボタン型おしゃべりスピーカーです。Pechatをお気に入りのぬいぐるみに取り付け、専用のスマホアプリを操作することで、ぬいぐるみがあたかもしゃべっているように感じさせることができます。Pechatを通して、子どもと内緒話をしたり、一緒に歌をうたったり、お昼寝を促したり、物語をきかせたりと、様々な使い方ができます。Pechatは、親子のための新しいコミュニケーションツールであり、育児を楽しく
日経ビジネスオンラインはこのほど、3月7日に掲載したコラム「逃げる女性は美しい」の掲載を取りやめた。「記事の意図が十分に伝わらず、読者の皆様に誤解を与えかねない表現になっておりました」としている。 作家・エッセイストの本島修司さんによる連載「セケンの勝ち方」の第1回として、7日に掲載したもの。 「私見でいけば、人生で達成できることは1つか2つ。女の人の場合、『仕事と結婚』か『結婚と子育て』ではないかと思う」「女も『仕事も恋も諦めない、できる美人』という、テレビドラマが焚き付けた虚像を目指すより、30前になったら仕事をいったんお休みしてでも、心も経済面も安定させてくれる男を一度探してみる(仕事を捨てる)行為の方が、正しいように僕は思う」――など、女性の仕事、結婚、子育てへの向き合い方に対して持論を展開していた。 記事を受け、SNSを中心にネット上で“炎上”。「女性差別的」「バカにしている」「
1週間前の記事は、ネットの世界では既にちょっとした過去です。本稿で取り上げるのは、3月7日付でNBオンラインに公開された「逃げる女は美しい」と題した記事。いえ、焦点はこういう記事を掲載した日経BP社の編集者と、それを許した社内の雰囲気です。 記事は現在、掲載取りやめになっていますので、ごくかいつまんで内容を紹介すると、筆者は仕事も家庭も求める女性の生き方を批判したかったようです。あれこれ書いていますが、それがなぜ、問題かというと、批判の根拠を説得的に示すことができていないからです。事例なし、データなし。こんな記事を記者時代の私が書いたら間違いなく、上司につき返されていたでしょう。「こういうの、うちの媒体では載せられないんだ」と言われて。 大学を出てすぐ、私は日経BP社で社員記者になりました。「ファクトが大事なんだ」と研修で何度も言われましたし、提出した原稿に説得力が欠けていたら「週末、ここ
宮内庁は、これまで春と秋に5日間ずつ行ってきた「京都御所」の一般公開を、年間を通じて実施する方針を固めました。皇居の参観や「乾通り」(いぬいどおり)の公開も拡大していく方針で、皇室に関する施設が一層開かれていくことになります。 宮内庁はまた、皇居の参観について、当日の希望者も受け付ける方針を固めました。この参観は、宮内庁の庁舎や宮殿の前を通って二重橋に至る往復2キロ余りのコースを宮内庁の職員の案内で見学するものです。ふだんは、平日の午前と午後に1回ずつ300人を目安に行われていて、参加するには名簿を提出するなど、事前の申し込みが必要でした。 宮内庁はこれを見直し、1回ごとの定員を増やしたうえで当日の希望者も積極的に受け入れていくということです。平日以外の実施も検討しているということで、まず、試験的に当日参加を受け付け、課題を探ることにしています。 宮内庁はさらに、サクラとモミジの時期に行わ
こうして角田美代子は、人間をロボット化させた! 『尼崎事件 支配・服従の心理分析』から見えた戦慄のメカニズム 尼崎事件は兵庫県尼崎市を中心に複数の家族が監禁・虐待され、死へ追いやられた連続殺人事件である。首謀者の角田美代子は、長年に渡り、様々な家族を乗っ取り、金を脅し取ったうえで、崩壊させていった。その過程では、少なくとも9人が死へ追いやられており、しかも角田美代子が直接手を下すのではなく、取り込んだ家族を意のままに操り、家族同士で暴力を振るわせ壊滅させたことが特徴とされている。 逮捕から約1年後の2012年12月12日、角田美代子は留置場で自殺した。そのため本事件の真相が永遠に解明されない可能性は高い。だがそれを、巻き込まれた一人の人物の視点へ着目することによって、この事件がどのように起こりえたのか解明しようと試みたのが、本書『尼崎事件 支配・服従の心理分析』だ。 著者は、被告人Aの弁護
3年ほど前に、東京23区内に残る「街のレコード屋」全43店舗の写真を並べてみたのですが、3年経ってまた改めて巡ってみました。 すみません、中野の文化堂に付いては実際はクラシックやSP盤の専門店だったのを誤認しておりました。今回外して42店舗。 ■新宿区:ムトウ楽器(JR高田馬場駅):2013年4月閉店 ■新宿区:ニッポー(都電早稲田駅):営業中 ■中央区:ミヤコ銀座店(東京メトロ銀座駅):2013年12月閉店 三原橋の地下街・商店街ごと撤去。 ■港区:東京堂(JR新橋駅):2015年9月閉店 改装し、一時は右の青い丸いテントの幅分のみの小さな店舗で経営を継続していたのですが、先日そこも閉店。 ■品川区:MMP1号店(東急武蔵小山駅):営業中 ■品川区:MMP2号店(東急武蔵小山駅):営業中 ■品川区:ペットサウンズレコード(東急武蔵小山駅):営業中 ■大田区:音楽堂(東急大岡山駅):営業中
Photoshopで「画像の中にある●●を消す」といった作業は画像編集でよくある作業だと思います。 togetterで「初心者のPhotoshop加工はプレデターが生まれる→「例えが秀逸」「あるある」と腹を痛めるTL」というまとめがありました。その最初のツイートがこれ。 僕がPhotoshopを教えていて一番好きな瞬間は、「○○を消せ」系の初心者向け課題で、必死で作業すればするほどプレデターを次々に生み出して絶望していく生徒に「もうお前の地球は終わりだ」と講評することです。 pic.twitter.com/gEpXGVx7xo ? レイニー氏 (@moeebu) 2016年3月8日 おもしろい例えですね。スタンプツールで補正をすると、同じパターンが連続してしまうパターンです。 Photoshopで●●を消す作業の基本はスタンプツールですが、スタンプツールでチマチマ消す時間もない!という方に
仕事がない人の求職を支援するハローワークの非常勤相談員が、3年ごとの一律公募制度に泣いている。「非常勤は期限付きの一時的な仕事」という建前に合わせるため、欠員がなくても、実績を上げていても、必ず3年ごとに非常勤を公募して試験で見直すよう人事院から求められているからだ。 同じ職場で机を並べる非常勤相談員が公募によって競わされてストレスから精神疾患にかかる例もあり、「パワハラ公募」の呼び名まで生まれている。政府は1月、「正社員転換・待遇改善実現プラン」を発表したが、その足元で、プランを裏切る事態が起きている。 ハローワークは厚生労働省の管轄下にある。こうした国の機関の非常勤職員については、3年たったら公募で選びなおすというルールが2010年10月に人事院から通知され、この3月で6年目を迎える。 それまで国の非常勤は、「日々雇用」として、一日単位で契約される極端に不安定な働き方が多かった。ところ
ディー・エヌ・エー(DeNA)傘下のプロ野球球団、横浜DeNAベイスターズの本拠地「横浜スタジアム」を運営する株式会社横浜スタジアムのTOB(株式公開買い付け)が成立した。DeNA子会社の株式会社横浜DeNAベイスターズが球場運営会社を買収したもので、米大リーグ流のボールパーク構想に向けて一歩前進することになる。 TOB価格は1株1500円で、応募期間は2015月11日24日から16年1月20日までだった。発行済み株式の7割強の応募があり、持ち株比率は76.87%に達し、買収には74億2500万円を要した。 これまではテレビ朝日ホールディングス、横浜DeNAベイスターズ、東京放送ホールディングス、フジ・メディア・ホールディングス、横浜市が各々5.75%、横浜銀行が4.89%、大林組、鹿島建設、清水建設、大成建設、竹中工務店がそれぞれ0.86%保有していた。 テレビ局やゼネコンはTOBに応じ
「ウルトラマン」の特撮現場で撮影助手を務めていた中堀正夫(73)が、初めて実相寺昭雄に出会ったのは、第14話「真珠貝防衛指令」の時だった。実相寺は本来、人間が演技をする「本編」の監督。「本編の監督で特撮現場に顔を出す人は、ほとんどいませんでした」 実相寺は、真珠が大好物という設定の怪獣ガマクジラの演技が気に入らないという。そしてスーツアクターに言った。「おまえ、今の全然だめだよ。女が真珠に思いを寄せる気持ちわかるか。そういう気持ちでやってくれよ」 スーツアクターの男性は黙ってうなずいていた。「だけど、わかるわけないじゃないですか。ねえ」と中堀は笑う。「だって怪獣にそんな気持ちがわかったらおかしいでしょ」 変な人だと中堀は思った。けれ… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有
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