前回のアイドルがアイドル以降どういう活動をするのかという点を考えたり、またBARBEE BOYSのライブ映像を観たときに「日本の『ロックバンド』って、一般化したのは思っているより歴史は浅いのではないかと思ったりして、現状日本の『ロックバンド』の今に至る流れを薄らぼんやりと考えています。 そんな中でバンドとは別位相ですが確かに継続的に存在する「アイドル的な佇まいまたは出自なのに『アーティスト』的に展開されるシンガー、SSW」についても考えていたのですが。 70年代から、女性シンガーの中には例えば竹内まりやのように、ルックスのよさゆえにアイドル的に捉えられ、プロモーションされるパターンは散見されたわけですが、その逆、「アイドル的な佇まいまたは出自なのに『アーティスト』的に展開されるシンガー、SSW」の始まりは比較的可視化されていると思っています。 具体的に言えば、1984年のミス・セブンティー